ジェフユナイテッド千葉のFW川又堅碁は14日、トレーニング後にオンラインで取材に応じ、充実の表情を浮かべながらチーム状態に言及し、次節の対戦は古巣・ジュビロ磐田戦(16日)に向けての意気込みを語った。

上写真=古巣の磐田戦に向けて調整する川又(写真◎JEFUNITED)

結果を残したい気持ちが増す状況

 川又堅碁は今季、練習生という立場を経て、ジェフユナイテッド千葉に加入した。昨季にジュビロ磐田から契約満了を告げられた後、他クラブからなかなか声がかからなかったが、千葉での練習参加のチャンスを逃さなかった。契約を勝ち取ると、今季開幕戦でも先発のピッチに立っている。

 だが、第2節からはベンチに回るようになってしまった。チームの成績も安定せず、連敗こそないものの、なかなか連勝できなかった。そんな風向きが変わったのは、今月に入ってからだ。新たにチャンスを与えられる選手が増えると、10節、11節と今季初めての連勝を飾った。

 川又も、その流れを生み出した一人だ。第9節のザスパクサツ群馬戦で3試合ぶりの出場を先発で飾ると、続くFC町田ゼルビア戦でも先発。続く松本山雅戦ではベンチからも外れたが、チームは今季初の連勝を成し遂げた。

 この状況に、「メンバーを入れ替えてもしっかり勝ち切れるというのは、チーム力が上がっている証拠だと思う」と川又は言う。チーム内での競走が再び激しくなったことを「しっかり自分が結果を残したいという気持ちは増しますね。練習からそういうのは出ていると思います」と歓迎する。

 出場を勝ち取ったうえで次に狙うのは、もちろんゴールだ。しかも、次の試合は古巣の磐田戦。「やはり得点したいですね。最近取れていないし。どん欲にゴールを狙っていきたいです」と腕を撫す。

 現在は3、4日おきに試合がやってくる連戦の真っただ中。30歳のストライカーは、「この連戦で、チーム力が本当に問われると思う」と、自分たちが巻き起こした上昇気流に乗り、さらに高く羽ばたく意志を示した。

取材◎杉山 孝


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