7月10日に解禁となるJリーグの有観客試合で、最初にホームゲームを開催するファジアーノ岡山。9日にはスタジアムで前日準備が行なわれ、北川真也・代表取締役社長が安心・安全な開催への意気込みを語っている。

上写真=ゴールも設置され、準備が整った岡山市のシティライトスタジアム。いよいよJリーグの有観客試合が解禁となる(写真◎石倉利英)

全56クラブの先陣を切って

 Jリーグのスタジアムに、いよいよ観客が戻ってくる。新型コロナウイルスの影響で政府が設けている各種イベントの開催制限が7月10日に一段階、緩和されることを受けて、再開後にリモートマッチ(無観客試合)での開催を続けてきたJリーグも、有観客試合が解禁されることになった。

 10日は金曜日で、同じく無観客で開催してきたプロ野球は全6試合が予定されているが、Jリーグで開催されるのは19時キックオフのファジアーノ岡山対ギラヴァンツ北九州のみ。会場となる岡山市のシティライトスタジアムは、Jリーグ全56クラブの先陣を切って観客を迎え入れることになる。

 9日には同スタジアムで前日準備が行なわれた。スタッフが手分けしてゴールやベンチなどを設営したほか、観客を迎えるためのアルコール消毒のアイテムや体温計も準備されている。

 有観客試合とはいえ、まだまだ制限は多い。Jリーグの新型コロナウイルス対策ガイドラインが定めたルールでは、7月中の観客数は5000人以下、またはスタジアム収容制限の50パーセント以下の、どちらか少ない方が上限。これをシティライトスタジアムに適用すると、10日の上限の目安は3500~4000人となる。
 
 ソーシャルディスタンスを守るため、使用できる座席はあらかじめ決められており、目印としてクラブカラーのシールが貼られている。チケットの対象エリアが変わったことを受けて、スタジアム内の案内看板の内容も差し替えられた。

画像: シティライトスタジアムのメインスタンドの座席には、使用できる座席に目印のシールが貼られている(写真◎石倉利英)

シティライトスタジアムのメインスタンドの座席には、使用できる座席に目印のシールが貼られている(写真◎石倉利英)

 また来場しても、声を出しての応援や応援を扇動すること、手拍子、タオルマフラーやフラッグなどを振る・回す行為、鳴り物、ハイタッチなどは禁止される。有観客試合とはいえ、通常よりかなり静かな雰囲気の一戦となりそうだ。


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