Jリーグの再開が決定し、活動休止中だった多くのチームがトレーニングを開始した。このコーナーではリスタートするリーグの注目株に迫る。第1回は大宮アルディージャの若きドリブラー、奥抜侃志選手のインタビューをお届けする。

上写真=今季開幕戦は後半から登場。切れのあるプレーで勝利に貢献した(写真◎J.LEAGUE/N.O.ARDIJA)

取材◎杉園昌之 写真◎J.LEAGUE、N.O.ARDIJA

今まで以上に社会貢献したい

ーー5月のゴールデンウイーク期間中に、新型コロナウイルスで多大な影響を受けている日本の学童や医療従事者向けにマスク20万枚配布する「#つなぐ」プロジェクトにアスリート75人の一人として参加したと聞きました。

奥抜 僕はずっと社会貢献活動をしたいと思っていたんです。今回は初めての経験でしたが、微力ながら協力させてもらいました。

ーー具体的には、どのような活動なのでしょう。

奥抜 僕はお世話になった小学生の時に所属していたクラブチーム(ファナティコス)の子どもたちにマスクとビデオメッセージを送りました。予想以上に喜んでもらい、活動に参加してあらためて良かったと思いました。

ーー香川真司選手をはじめ、海外で活躍する先輩のアスリートも同じ活動をしていました。彼らから学ぶことはありましたか。

奥抜 海外で活躍する選手たちは行動に移すのが早いですね。常にアンテナを張っていて、社会の動きにも敏感です。昨年、香川選手は台風で被害を受けたフィリピンに出向き、チャリティー活動などをしたと聞きました。僕ももっと世の中の動きに気を配り、いままで以上に社会貢献活動をしていきたいと思うようになりました。

ーー緊急事態宣言が発出され、所属する大宮アルディージャもしばらくの間、活動を休止していました。その間は、どのようなトレーニングをしていたのですか。

奥抜 チームから与えられたメニューをこなしながら、自宅でできる筋トレ、体幹トレ、ストレッチなどが中心ですね。僕はまだ線が細いので、体を大きくするためのトレーニングに力を入れていました。

ーー重点的に鍛えたところなどはありますか。

奥抜 下半身ですね。昨季、試合経験を多く積んだことで、当たり負けしない土台づくりが大事だと感じました。僕はまだ当たりが弱いので。

ーーどのような場面で当たりの弱さを感じたのでしょうか。

奥抜 球際です。高木琢也監督からはポジショニングを含めて、守備のことは結構言われていますから。特にガッツリいくと、逆に相手にはね返されたりしたので……。僕は力強さが足りません。もっともっとパワーアップしないと。

ーー先日、J2リーグの再開日程が6月27日と決まりました。ただ、活動休止期間が長かったこともあり、気になるのはコンディション面です。

奥抜 週4回ペースで、人が誰も来ないような山で走っていました。普通のロードよりも、負荷はかなりかかります。コースの最後には急斜面もあって、結構ハードでした。しかも、ジョグではなく、ハイペースで頑張りましたから。

ーー相当、追い込んだ走力トレーニングですね。

奥抜 なので以前よりもスタミナはついたと思います。リーグ再開が楽しみですね。

ーーではメンタル面はどうでしょうか。モチベーションを保つためにしていたことはありますか。

奥抜 僕の場合、気持ちが落ちることはなかったです。早く試合をしたいという思いはありましたが、近くの公園でボールを蹴ることができたのは大きかったです。再開することを信じて、来るべきときが来たら、こういうプレーをしてやろうとか、気持ちを高めていました。

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