1月10日、J2の大宮アルディージャが新体制発表会を開催した。昨季、リーグ戦3位に終わった原因を分析し、今オフは11人の新戦力(新加入&復帰)を獲得。堅守をさらに磨き、攻撃の再構築を図ってJ1に復帰すると宣言した。

上写真=後列左から高田、戸島、菊地、ハスキッチ、クリャイッチ、西村、前列左から嶋田、近藤、黒川、翁長、藤沼

2点以上取って勝てるチームに

 会見に登壇した森正志代表取締役社長も西脇徹也強化本部長も、昨季の成績を『惜しかったでは済まされない』と反省し、2020年シーズンにJ1昇格を成し遂げると力強く宣言した。

 そのために必要なこととして掲げたのが、得点力のアップだ。西脇強化本部長は、J2を制した柏レイソルに勝ち点9、2位横浜FCの勝ち点4の差をつけられ、自動昇格を逃すことになった要因として、大宮の引き分けの多さを指摘した。

 敗戦の数で言えば、柏は8、横浜FCは9であるのに対し、大宮は7と一番少ない。一方では引き分けの数は柏が9、横浜FCが9であるのに比べ、大宮は15と多い。「引き分けのゲームを勝ちに持っていく力を付けることが重要」という西脇強化本部長の説明は、確かにその通りだろう。大宮は負けにくいチームではあったものの、僅差の勝負を勝ち切ることのできるチームではなかったということだ。

 そこで、クラブは得点力アップを掲げ、攻撃の再構築に踏み出す決意を示した。11人の新戦力も、多くは攻撃の刷新というテーマに沿っている。例えば、昨季セルビアリーグ得点王のFWネルミン・ハスキッチの獲得は当然ながら、GKフィリップ・クリャイッチの補強も、「足元の技術に自信がある」(本人談)選手であることが重要だった。これまで通り守備から攻撃に素早く転じる強みを維持しながらも、相手に守られてもしっかりと後方からビルドアップし、オープンプレーでゴールを奪い切る力をつけることを狙っているからだ。攻撃の万能プレーヤーで大宮ジュニアユース出身の菊地俊介や復帰組で10番を背負うことになった黒川淳史は攻撃に新たなバリエーションをもたらす存在として期待されている。

 この日、お披露目された2020年シーズンのスローガン「WIN-WIN」には「2点取って勝ち切る」という高木琢也監督の思いも込められているという。それはすなわち、勝ち点1で終わっていたドローゲームを勝ち点3が獲得できる勝ちゲームにするという決意表明。新しいアルディージャは、攻め勝つチームに生まれ変わろうとしている。

 創設22年目を迎えたクラブは新シーズン、「勝ちにこだわって」で戦い、最後にファン・サポーターや関わる人すべてと[WIN-WIN」の関係になることを誓う。勝負の年は、2月23日、水戸ホーリーホックとのアウェゲームからスタートする。

■大宮・トップチームメンバーと背番号
No.  Pos.  名前
1  GK  笠原昂史
3  DF  河本裕之
5  MF  石川俊輝
6  DF  河面旺成
7  MF  三門雄大
9  MF  菊地俊介★
10  MF  黒川淳史※
11  MF  奥抜侃志
13  DF  渡部大輔
14  MF  近藤貴司★
15  MF  大山啓輔
17  FW  ネルミン・ハスキッチ★
18  MF  イッペイ・シノヅカ
20  MF  酒井宣福
21  GK  加藤有輝
22  MF  翁長 聖★
24  DF  西村慧祐★
26  MF  小島幹敏
27  FW  戸島 章★
28  FW  富山貴光
30  FW  藤沼拓夢※
36  FW  吉永昇偉
37  FW  高田颯也★
39  MF  嶋田慎太郎※
40  GK  フィリップ・クリャイッチ★
41  MF  小野雅史
42  DF  山越康平
50  DF  畑尾大翔

★=新加入、昇格。※=復帰


This article is a sponsored article by
''.