6月12日、鹿島アントラーズの小川諒也が非公開練習後に取材に応じた。5月31日のJ1第19節ガンバ大阪戦に1対0で勝利し、6月11日には天皇杯2回戦ザスパ群馬戦に4対0で快勝。次は14日に県立カシマサッカースタジアムでのJ1第20節サンフレッチェ広島戦に臨む。

上写真=ベルギーのシント=トロイデンVVから移籍加入した小川諒也(写真◎Getty Images)

「優勝への思いを聞いて、自分もそのためのメンバーに加わりたいと思った」

 2025シーズンの後半戦を前に、日本屈指の左サイドバックが加入した。ベルギーのシント=トロイデンVVから完全移籍を果たし、かつて相馬直樹や新井場徹が身につけてきた背番号「7」を背負う。

「今、首位にいるチームに加入できたことをすごくうれしく思います。また、そのチームに必要としてもらえたこともすごくうれしい。中田浩二FDといろいろと話したときに、すごく自分を必要としてくれていると感じました。自分はまだ海外でやるか、日本に帰るか、迷っていた部分もありましたが、そのときに優勝への思いも聞いて、自分もそのためのメンバーに加わりたいと思い、(鹿島への移籍を)決めました」

 小川諒也は6月12日のトレーニング後に取材に応じ、そのように鹿島加入の経緯を話す。シーズン前半戦最後の試合となった第19節G大阪戦で負傷した安西幸輝を欠く鹿島にとって、日本代表歴も持つ小川は2016シーズン以来の優勝を成し遂げるための大きな戦力ともなるはずだ。まずは14日の第20節広島戦で新天地デビューを目指す。

「今シーズンは優勝する。その方向にチーム全体が向かっています。その中で自分は途中からの加入ですけれど、さらに勢いづけられるように、そしてシーズンが終了したときに優勝して終われるように、自分も頑張りたいと思います」

 ヨーロッパで研鑽を積んだレフティーが、鹿島とともにJ1の頂点へと駆け上がる。


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