6月12日、鹿島アントラーズの千田海人が非公開練習後に取材に応じた。5月31日のJ1第19節ガンバ大阪戦に1対0で勝利し、6月11日には天皇杯2回戦ザスパ群馬戦に4対0で快勝。次は14日に県立カシマサッカースタジアムでのJ1第20節サンフレッチェ広島戦に臨む。

上写真=東京ヴェルディから加入した千田海人(写真◎Getty Images)

「鹿島に加入できたことを、本当にうれしく思います」

 鹿島に新たなセンターバックが加入した。186センチの長身を備える千田海人だ。秋田でJ3、そしてJ2へと階段を駆け上り、2023シーズンに加入した東京VではJ1昇格を経験。昨季からは東京Vの一員としてJ1の舞台で戦い、今季のシーズン前半戦を首位で折り返した鹿島に加入することとなった。加入時には「ヴェルディから覚悟を持って移籍してきました」と鹿島のオフィシャルサイトを通じてコメントを残している。

「J3からキャリアを始めて、(昨季に)やっとJ1にたどり着き、そして鹿島に声をかけていただきました。常にJリーグのトップに居続けている鹿島に加入できたことを、本当にうれしく思います」

 背番号は「4」を身につける。かつては大岩剛やファビアーノ、奥野僚右といった守備の名手が背負い、鹿島にタイトルをもたらしてきた。千田自身も、狙うのは“優勝”の二文字だ。6月12日のトレーニング後には取材陣に対して鹿島加入の心境を明かし、あらためてタイトルへの思いを強調した。

「(鹿島に)加入したことがゴールではありません。ここから競争していくことになりますけれど、自分の良さを出しながら、しっかり試合に出ること、そしてチームを勝たせること。最終的にチームの目標に向かって、(今季も)あと半年ですけれど戦っていければと思います」

 新たに深紅のユニフォームを身にまとい、14日から再開されるリーグ戦での戦いに挑む。


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