上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの小池龍太(写真◎Getty Images)
「僕ら鹿島は、いろいろな思いを背負った選手が、みんなで戦っている」
今季、横浜FMから加入した小池龍太が攻守に存在感を放っている。鹿島の25番を背負い、献身的なプレーでチームの勝利に貢献し続け、7連勝を支えた。25日の次節は、古巣横浜FMとの一戦。昨季まで在籍したチームとの試合を前にしても、一心不乱に目の前の試合に勝つために集中する。
「どこが相手だろうと、自分たちが何をしなければいけないのか、どういう準備が必要なのか、どうやって勝っていくか。それらがもちろん大事で、今いるクラブをすごく大切にしたいです。試合が終わった後にどういう感情が湧いてくるのかは分からないけれど、まずは目の前に迫っている90分間に集中したいと思います」
小池は21日のトレーニング後に取材に応じ、そのように横浜FM戦への思いを話す。タイトル獲得に向けた2025シーズンの前半戦も残り2試合。シーズン後半戦への勢いをつかむためにも、敵地で横浜FMから勝ち点3を奪いたいところだ。
「(横浜FMには)長く一緒にやってきた選手もいるので、彼らの爆発力とか、個の力をよく知っているところもあります。だからこそ、僕とすれば(横浜FMに)個で戦わせたい思いが強い。相手1人に対して、自分たちは3人で戦いにいくことだったり、そういう状況を多くつくっていきたいです。僕ら鹿島はチームで、組織で同じ方向を向いて、サポートし合っているからこそ、最後、90分間が終わった後に勝っている。試合に出た選手だけでなくて、ケガ人も含めて、いろいろな思いを背負った選手がみんなで戦っているからこそ、今の順位にいると思っていますので」
右サイドで鹿島をけん引する小池が、次戦の勝利へ意欲を燃やす。