5月21日、鹿島アントラーズの安西幸輝が練習後に取材に応じた。17日に県立カシマサッカースタジアムで行なわれたJ1リーグ前節の清水エスパルス戦は鈴木優磨の決勝ゴールで勝利した。次は25日に日産スタジアムでのJ1第18節横浜F・マリノス戦に臨む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの安西幸輝(写真◎Getty Images)

「相手は最下位に苦しんでいるけれど、それはあまり関係ない」

 鹿島の背番号「2」が攻守に躍動している。左サイドバックを主戦場に効果的な攻め上がりからチャンスを演出すると、守備面では対人の強さを生かして相手の攻撃を食い止めている。前節の清水戦でもチームメートとともに粘り強く守り切って、完封勝利に貢献した。5月25日の次節横浜FM戦も、狙うのは勝利のみだ。

「やはり、F・マリノスのウイングの選手に(自由に)やらせないこと。それが勝利につながることは分かっています。サイドバックとしてもウイングの選手と1対1になる場面が多いと思うので、そこで負けないことが大事です」

 21日のトレーニング後に取材に応じた安西幸輝は、そのように横浜FM戦を見据える。鹿島とともに、J1リーグで戦い続ける名門であるだけに、現在は不調とはいえその実力を侮ることはない。

「(鹿島は)あまり日産スタジアムで勝ったイメージがないし、相手(横浜FM)は最下位に苦しんでいますけれど、それはあまり関係ないと思います。やはり個の能力がある相手なので、なんか全然、最下位のチームと対戦するという感覚もありません。僕たちはやれることをやるだけです」

 これからも一つずつ勝ち点3を積み上げていくために、チームを支えるサイドバックが横浜での一戦に照準を合わせる。


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