上写真=10分、左からのFKを江坂(8番)がヘッド。加入後初得点は立ち上がりの先制ゴールとなった(写真◎石倉利英)
■2025年5月18日 J1リーグ第17節(@JFEス:観衆14,666人)
岡山 2-1 新潟
得点:(岡)江坂任、一美和成
(新)長谷川元希
「次も皆さんとともに戦います」
前節まで6試合未勝利、最近4試合は無得点に終わっていたチームに勇気を与えるゴールだった。10分に左サイドでFKを得た岡山は、MF田部井涼が鋭いキックをニアサイドへ。飛び込んだ江坂がヘッドで合わせたシュートが、GKの股間を破ってネットを揺らした。
「セットプレーでは狙いではありましたし、良いクロスが入ったので、うまく合わせることができた」という。加入後初得点で「自分もゴールが欲しかったですし、チームにゴールで貢献できていなかったので、今日はゴールでしっかり貢献して、勝てたことが一番よかった」と喜びをかみ締めた。
その後の『ゴイゴイスー』のゴールパフォーマンスは、すぐさまJリーグ公式SNSにも投稿された。「シーズン前からやるとは言っていたものの、できていなかったので、先制点でできたのがよかった」と振り返り、「木村(太哉)がカメラをずっと探したみたいで」と笑いながら内幕を明かした。
岡山は一度は追いつかれたものの、2-1で勝利。第9節と第10節でJ1初の連勝を飾って以降、苦しんでいたチームに勝ち点3をもたらす活躍だった。「皆さんが期待してくれていたので、お待たせし過ぎたんですけど、そのぶん、素直にうれしかった」と語ったファジレッドのナンバー8は、「ホームで連敗して、アウェーでも思うように勝ち点を積み上げられない中で、久しぶりにホームで勝てて、すごく良い雰囲気の中で勝たせてもらった。次もホームなので(5月25日の第18節・FC町田ゼルビア戦)、皆さんとともに戦います」とファン・サポーターの声援に感謝していた。
取材・写真◎石倉利英