上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう柴崎岳(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「今まで以上に結束したチーム状態であると言えます」
ヨーロッパのクラブから鹿島に復帰して2年目のシーズンが終わろうとしている。今季は背番号「10」を背負い、攻守にわたってチームをけん引。キャプテンとしても存在感を放ち、タイトル獲得を目指した。しかし、今季も無冠でシーズンを終えることになったものの、12月8日の最終節町田戦ではホームの大観衆の前で勝利を挙げ、連勝で2024シーズンを締めくくりたいところだ。
「(町田は)非常に抜け目なく戦ってくるチームですし、相手は優勝も懸かっているのでアウェーであろうと勢いを持って試合に入ってくるでしょう。お互いにとって非常に厳しい戦いになると思います。サポーターにとっては見ていて楽しい、スリリングな試合になることも予想されますけれど、そういった相手に対して、ホームで自分たちのやるべきことに集中して臨みたいです」
6日にオンライン取材に応じた柴崎岳は、そのように町田戦を見据える。高校時代に指導を受けた敵将・黒田剛監督の率いるチームを迎え撃つべく、鹿島のファン・サポーターと一体となって勝ち点3獲得へ全身全霊を捧ぐ。
「これまで試合に出ている選手だけではなく、ベンチや、ベンチ外だった選手も含めて、非常にモチベーション高く練習に取り組めています。今まで以上に結束したチーム状態であると言えますし、その雰囲気だったり空気感というのをしっかりと試合に持ち込んで、僕らはサポーターの皆さんとカシマスタジアムで勝利を共有したいと思っています」
深紅の戦士たちが、必勝態勢で最終節町田戦に臨む。