1月28日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは17日にキャンプ地の宮崎県宮崎市に入り、18日から岩政監督のもと、ひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場でのトレーニングを実施し、この日、キャンプ最終日を迎えた。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「まだ、ここからチームをしっかり固めていける時間がある」

 12日間におよぶ宮崎キャンプが終わった。ひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場でトレーニングを重ねるなか、1月27日には町田とのトレーニングマッチ(45分×4本)を実施し、合計スコア0-3(1本目0-0、2本目0-0、3本目0-2、4本目0-1)と完封負け。徳島戦(21日・45分×2本、30分×1本の計3本・1本目2-0、2本目1-2、3本目0-4・合計スコア3-6)、岡山戦(24日・45分×2本、30分×1本の計3本・1本目0-1、2本目0-4、3本目1-0・合計スコア1-5)に続き、J2勢にトレーニングマッチ3連敗を喫して、宮崎を後にすることになった。岩政大樹監督は課題と収穫を次のようにとらえる。

「(キャンプの)初日に数人のケガ人が出ましたが、そのあとはほとんど出さずに進んでこられたのは、非常によかったです。今年、シーズン当初から取り組んでいるフィジカルメニューの成果も出ていると思っています。トレーニングマッチを中心に、その合間にも休みなくトレーニングに取り組んできました。そのなかで選手たちの今の状態を見極めることが第一だったので、そこはある程度、目途はついたかなと。(開幕まで)まだ3週間あり、ここからチームをしっかり固めていける時間があるので、そこに向けては、まずまず順調に来ています。ただ、ここ数年、僕が帰ってきてから感じているような、鹿島が失ってしまっているものを取り戻すことも同時にやっていかなければいけないことを再確認したキャンプにもなりました」

 リーグ開幕まで、残り3週間。これからはホームタウンの茨城県鹿嶋市に戻り、タイトル獲得へ向けた準備を進める。

「それぞれ個性を持った選手たちがそろっているので、調子がいい選手の特徴を組み合わせるとすれば、(チームとしての)いろいろなやり方を持っていないとかみ合わない。なので、(キャンプでは)いろいろと見極めながら、いろんな組み合わせをちょっとずつ、練習なり、試合なりを見ながらやっていました。(鹿嶋に)帰ってから2試合(トレーニングマッチ)で準備をして、ここである程度、開幕戦、あるいはその次の川崎戦ぐらいまでの戦い方を固めていきたいと思っています」

 今季の巻き返しへ向け、岩政監督がリーグ開幕に照準を合わせる。


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