8月18日、鹿島アントラーズのエレケが練習後のオンライン取材に応じた。チームは岩政大樹監督体制の初陣となった前節のアビスパ福岡戦に2-0で勝利し、リーグ戦では6試合ぶりとなる白星をつかんだ。次は21日に敵地でのJ1第26節湘南ベルマーレ戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうエレケ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

移籍の理由。「鹿島がいいチームなので、最終的に決断しました」

 この夏、鹿島に新たな戦力が加わった。その名は、エレケ。190センチ、88キロの大柄な体躯を持つ26歳のナイジェリア出身FWだ。これまで、外国籍選手はブラジル出身や韓国出身ばかりだった鹿島において、初めて在籍するアフリカ出身選手となる。

「自分にとっては、やはり目標を掲げているチームに行くことがいいと思っています。その中で自分も成長できるでしょうし、それで鹿島(への加入)を選びました。また、日本のJリーグを多少なりとも見ていて、いいリーグですし、その中でも鹿島がいいチームなので、最終的にそういう理由で(鹿島加入を)決断しました」

 2021シーズンはKベールスホットVA(ベルギー)からの期限付き移籍でゲンチレルビルリイSK(トルコ)に所属。これまでには他にもスロベニアやイスラエルのクラブに在籍し、スイスのFCルツェルン時代には鹿島のレネ・ヴァイラー前監督のもとでプレーしている。

 それだけに、レネ・ヴァイラー前監督から「優勝するために力になってほしい、と言われた」と明かすが、鹿島は今月、レネ・ヴァイラー前監督から岩政大樹監督へと指揮官が交代。それでも、「あくまでも自分の仕事をするためにここに来ているので、監督交代については特別な感情はありません」と話す。

「まだ合流して間もないので、まずは慣れることが一番大事だと思っています。チームの状態もいいし、そのなかに自分が順応していくことも大事です。(鹿島で)自分も向上できるものがいろいろとあると思っていますので、練習からベストを尽くしてやっていきたいです」

 背番号は「19」。鹿島にタイトルをもたらすべく、深紅のユニフォームに袖を通したエレケがJリーグの舞台に挑む。


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