ジュビロ磐田は8月17日、渋谷洋樹ヘッドコーチが新監督に就任することを発表した。13日に浦和レッズに0-6で大敗、14日に伊藤彰監督、鈴木秀人トップチームマネジメント部長を解任していた。

上写真=渋谷洋樹監督の下、残り9試合に残留をかける(写真◎J.LEAGUE)

「もう一度チャレンジャーとして」と小野勝社長

 8月14日に伊藤彰監督を解任していたジュビロ磐田は、後任に渋谷洋樹コーチの昇格を決めた。大宮アルディージャ、ロアッソ熊本でトップチームを率いた経験がある。勝ち点22で最下位という場所から、残り9試合での残留へと逆襲を図る。株式会社ジュビロの小野勝社長は、今回の監督交代についてクラブを通して声明を発表している。

「ジュビロ磐田をいつも応援していただいているファン・サポーター、スポンサーの皆様へ、本日は監督交代についてご報告いたします。
 今季は昨年のJ2優勝を受け、J1での定着を目指して、明確な戦術方向性を持ち、なおかつ若手の育成に実績のある伊藤彰監督を迎えてシーズンをスタートしました。しかし第25節を終えて5勝7分け13敗、リーグ最下位という結果となってしまいました。前節の浦和戦では台風の雨の中、多くのサポーターの皆様がびしょ濡れになっても精一杯応援してくださっているにもかかわらず、チームとして気力を振り絞ってもう一度立ち向かっていく姿勢をお見せできなかったことを大変申し訳なく思っています。
 この現状を打破するために、キャンプから積み上げてきた戦術を活かし、もう一度チャレンジャーとして戦うマインドを取り戻すために渋谷洋樹ヘッドコーチに監督をお願いすることとしました。
 J1での監督経験もあり、ここまで積み上げた戦術に渋谷監督なりの要素と熱意を盛り込んで、しっかりチームをマネージメントし残留を勝ち取ってくれると信じています。
 今シーズン残すところ、今節の名古屋戦を入れて9試合です。残留圏15位との勝点差はわずか3です。我々はあきらめていません。ここからチームとしても選手個人としても、人生をかけた戦いが始まります。ファン・サポーターの皆様の応援で選手たちはもう一度、立ち上がります。
 厳しい環境ですが、熱き応援よろしくお願いします。
 最後にフットボール本部の体制に関しましては、決まり次第、記者会見を開き今後の方針を説明させていただきます」

渋谷洋樹(しぶや・ひろき)
・生年月日:1966年11月30日
・出身地:北海道
・選手歴:
室蘭大谷高校→古河電工(1985年~1992年)→PJMフューチャーズ(1992年~1994年)→NTT関東サッカー部(1995年~1997年)
・指導歴:
NTT関東サッカー部 コーチ(1998年~1999年)
→大宮アルディージャユース コーチ(1999年~2000年)
→大宮アルディージャユース 監督(2000年~2002年)
→大宮アルディージャJr.ユース 監督(2002年~2003年)
→大宮アルディージャJr.ユース コーチ(2003年~2004年)
→大宮アルディージャトップチーム コーチ(2004年~2010年)
→ヴァンフォーレ甲府トップチーム コーチ(2010年~2014年)
→大宮アルディージャトップチーム コーチ(2014年~2014年8月)
→大宮アルディージャトップチーム 監督(2014年8月~2017年5月)
→ロアッソ熊本トップチーム 監督(2018年~2019年)
→ヴァンフォーレ甲府トップチーム ヘッドコーチ(2020年~2021年)
→ジュビロ磐田トップチーム ヘッドコーチ(2022年1月~8月)


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