湘南ベルマーレは7日、阿部浩之が名古屋グランパスから期限付き移籍すると発表した。一方で名古屋も湘南から永木亮太を期限付き移籍で獲得したと発表。トレードのような形で二人の移籍が同時に成立した。期間はともに2023年1月31日まで。

上写真=名古屋から湘南に加入する阿部浩之と湘南から名古屋に加わる永木亮太(写真◎J.LEAGUE)

一緒に闘いたい(阿部)、100%を出す(永木)

 名古屋の阿部浩之が期限付き移籍で湘南に加入することになった。2020年から名古屋でプレーしていたが、今季は15試合に出場も先発は1試合に留まっていた。「湘南ベルマーレに期限付き移籍することになりました。グランパスに来てすぐにコロナ禍になってしまい、制限の多い中でも常に応援してくれたファミリーのみなさんには感謝しています。ただ、満員の豊田スタジアムで自分のチャントを聞けなかったことが心残りです。2年半応援してくださり、ありがとうございました!」と古巣に対して阿部は感謝のメッセージを残した。また新天地・湘南のファン・サポーターに対しては「湘南ベルマーレのサポーターの皆さん、はじめまして阿部浩之です。とにかく勝つことにこだわり、皆さんと一緒に闘いたいと思います! よろしくお願いします」と強い思いを発信している。

 また、阿部と同じタイミングで、湘南の永木亮太が入れ替わるように名古屋入りすることになった。今季、鹿島から古巣に復帰したばかりだったが、「この度、名古屋グランパスに期限付移籍をすることになりました。湘南に戻ってきて、なかなかチームの力になれずに、悔しさや不甲斐なさがたくさんありましたが、一番は申し訳ない気持ちです。ただ、湘南で過ごしたこの短い期間でもたくさんのことを学べましたし、成長できたところもありました。次のチームでまた元気にプレーしている姿を見せられるように頑張ります! 本当に短い間でしたがありがとうございました」と本人は湘南のファン・サポーターにメッセージを寄せた。さらに新たな戦いの場となる名古屋では「「このたび、湘南ベルマーレから期限付き移籍で加入することになりました、永木亮太です。自分の持っている力を100%出して、チームの勝利に貢献できるように頑張ります! よろしくお願いします」と、持てる力の全てを注ぐと誓った。

 二人はともに期限付きでの移籍となり、期間は2023年1月31日まで。心機一転、新天地で活躍を目指す。

■阿部浩之(あべ・ひろゆき)
・ポジション:MF
・生年月日:1989年7月5日(33歳)
・身長/体重:170cm/67kg
・出身地:奈良県
・経歴:大阪桐蔭高→関西学院大→ガンバ大阪→川崎フロンターレ →名古屋グランパス

■永木亮太(ながき・りょうた)
・ポジション:MF
・生年月日:1988年6月4日(34歳)
・身長/体重:173cm/72kg
・出身地:神奈川県横浜市
・経歴:川崎フロンターレU-15→川崎F U-18→中央大→湘南ベルマーレ→鹿島アントラーズ→湘南


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