6月10日、鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が練習後のオンライン取材に応じた。4日に行なわれたルヴァンカッププレーオフステージ第1戦は、アウェーの地でアビスパ福岡に0-1で敗れた。「声出し応援運営検証対象試合」ともなる11日の第2戦では、ホームで逆転を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「ファン・サポーターの声や歌を初めて聞けることを楽しみにしています」

 リーグ戦はインターナショナルマッチウィークにより中断しているものの、鹿島はその間にルヴァンカッププレーオフステージを戦っている。6月4日に敵地で行なわれた第1戦では、アウェーゴールを奪うことができずに福岡に完封負け。プライムステージ準々決勝に勝ち上がるためには、11日にホームで開催される第2戦で2点差以上での勝利が求められる。また、90分間でのスコアが1-0となった場合は2戦合計で1-1になり、勝敗は延長戦、PK戦へと委ねられることになる。なお、延長戦ではアウェーゴールルールは適用されない。

「はっきりしているのは、勝たなければいけないということです。そのなかで、失点をしないことも意識しながら戦っていかなければいけません。福岡はやはりディフェンス面が強いですし、守ることに長けています。私たちもアウェーで点を決められなかったので、(今回は)何としてでも得点を決める方法を考えなければいけないと思っています」

 鹿島を率いるレネ・ヴァイラー監督は、そのように福岡との第2戦を見据える。相手にアウェーゴールを奪われれば、より戦況が苦しくなるレギュレーションでの一戦ともなるため、「失点をしないことにはこだわっていかなければいけない」と、まずは無失点にしのぐ狙いを強調した。

 そして、指揮官は「声出し応援運営検証対象試合」により、“声出し応援” が許可される一部座席のサポーターからの声援にも期待を寄せる。レネ・ヴァイラー監督自身も来日後、初めて聞くことになるサポーターの声量は、逆転での勝ち上がりを目指すチームにとって大きな後押しとなるはずだ。

「ファン・サポーターの方々の声であったり、歌であったり、それを初めて聞けることを楽しみにしています」

 声援に包まれたカシマスタジアムで、鹿島の戦士たちがルヴァンカップベスト8進出に挑む。


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