JリーグYBCルヴァンカップはプレーオフステージに入り、ホーム・アンド・アウェー方式の第1戦が6月4日に行われた。4試合中3試合でホームチームが勝利を収め、名古屋グランパスは6得点を集めて大勝、勝ち抜きに大きく前進した。プライムステージ進出をかけて戦う第2戦は6月11日に行われる。

上写真=名古屋が稲垣祥の2点をはじめ、6ゴールを集めた(写真◎J.LEAGUE)

C大阪、福岡は1-0で先勝

 大差がついたのは名古屋グランパス対京都サンガF.C.の一戦。前半は稲垣祥のゴールで前回王者の名古屋が1-0でリードして折り返したが、京都は40分と43分に連続で警告を受けた川崎颯太が退場処分を受けたのが痛かった。

 後半開始間もない49分にまたも稲垣が追加点。ここで京都は山崎凌吾が古巣相手に追撃のゴールを決めて、58分に1点差に詰め寄っている。だが、名古屋が1人多いアドバンテージは大きく、63分に丸山祐市が決めて3-1とするとさらに名古屋有利となり、マテウス・カストロの連続ゴールに相馬勇紀がFKを直接決めて締めくくり。6-1という圧勝で、大量リードを得てアウェーゲームに向かう。

 北海道コンサドーレ札幌とサンフレッチェ広島の一戦は、広島が3ゴールを集めて快勝した。札幌の攻撃をしっかり食い止めて24分にCKの流れから東俊希が先制する、アウェーチームにとっては最高の展開。この後も65分と87分にジュニオール・サントスがカウンターから確実に決めきって、3つのアウェーゴールを手土産にホームに帰る。

 残り2試合は1-0での決着となった。昨季決勝で敗れたリベンジを狙うセレッソ大阪は湘南ベルマーレを迎え、81分に清武弘嗣の右CKから鳥海晃司がヘッドで決めて、1-0で逃げ切りに成功。アビスパ福岡と鹿島アントラーズの一戦は、23分に左からの田中達也の折り返しを山岸祐也が蹴り込んで、こちらも1-0で福岡が勝利を収めている。いずれもホームチームが勝ったが、最少スコアなだけに、湘南も鹿島も第2戦で十分に逆転は可能だ。

 第2戦は6月11日に開催。プライムステージ進出をかけた激しい戦いに注目が集まる。

▼プレーオフステージ第2戦(6月11日)
鹿島vs福岡(15時、カシマ)
広島vs札幌(16時、Eスタ)
湘南vsC大阪(18時、レモンS)
京都vs名古屋(18時半、サンガS)

 なお、プレーオフステージの勝敗決定方式は次のとおりとなっている。

■プレーオフステージ勝敗決定方式
 90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分け。プレーオフステージの勝者は2試合の勝利数が多いチームとする。第2戦が終了した時点で、勝利数が同じ場合は、次の順によって決定する。

(1)2試合の得失点差
(2)アウェイゴール数
(3)第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦
   ※延長戦ではアウェイゴールルールは適用されない
(4)PK方式
  (各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)

画像: C大阪は鳥海晃司のゴールで逃げ切り(写真◎J.LEAGUE)

C大阪は鳥海晃司のゴールで逃げ切り(写真◎J.LEAGUE)

画像: 山岸祐也が奪った1点を守りきり、福岡が鹿島に先勝した(写真◎J.LEAGUE)

山岸祐也が奪った1点を守りきり、福岡が鹿島に先勝した(写真◎J.LEAGUE)

ルヴァン杯プレーオフステージ第1戦の結果

■6月4日
札幌 0-3 広島
得点:(広)東俊希、ジュニオール・サントス2

名古屋 6-1 京都
得点:(名)稲垣祥2、丸山祐市、マテウス・カストロ2、相馬勇紀(京)山崎凌吾

C大阪 1-0 湘南
得点:(C)鳥海晃司

福岡 1-0 鹿島
得点:(福)山岸祐也


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