6月3日、鹿島アントラーズのクォン・スンテが練習後のオンライン取材に応じた。チームは1日の天皇杯2回戦・新潟医療福祉大学戦に勝利し、3回戦進出を決めた。中2日の4日にはアウェーの地でアビスパ福岡とのルヴァンカッププレーオフステージ第1戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうクォン・スンテ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「前線でボールを取れれば、得点にもつながる可能性が高い」

 6月1日に行なわれた天皇杯2回戦・新潟医療福祉大学戦から中2日の4日、鹿島は敵地で福岡とのルヴァンカッププレーオフステージ第1戦に臨む。「J1リーグで失点数が最も少ない福岡に対して、こちらとしてはどうしても点がほしい。点を取るために集中した戦いをしていかなければいけません」とクォン・スンテは福岡戦を見据える。

 4月にリーグ戦で対戦したときは上田綺世のミドルシュートによる決勝点で勝利を収めた。ただ、ここまでのリーグ戦でわずか10失点の福岡の堅守を破ることは、今回も容易ではないだろう。

「前線からの守備の強度をもっと高めなければいけないと思っています。そのためには、後ろがしっかりディフェンスしなければいけません。前線でボールを取れれば、相手のゴールに近いところでもあるので、得点にもつながる可能性が高い。そうしたプレーをやったほうがいいかなと思います」

 クォン・スンテはそのように話し、福岡を攻略するために前線からボールを奪いにいくことを重要視する。レネ・ヴァイラー監督が率いる今季のチームスタイルを存分に発揮し、ルヴァンカップでの勝ち上がりを目指す。

「前線には点を取れるタレントがそろっています。彼らを信じて、後ろは今回の試合を必ず無失点で終えたいと思っています」

 鹿島の守護神は勝利を求めて、ゴール前に立ちはだかる。


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