セレッソ大阪MF清武弘嗣が、ガンバ大阪とのダービーマッチを前にオンライン会見で報道陣の質問に答えた。関西地区ではテレビの地上波生中継も行なわれる注目の一戦に向けて、勝利へのポイントなどについて語っている。

上写真=今季3回目の大阪ダービーに向けて前日練習で調整した清武(写真◎CEREZO OSAKA)

「嫌なところに立ち位置を取ってくるチーム」

 5月21日の明治安田生命J1リーグ第14節、ホームのヨドコウ桜スタジアムで行なわれる大阪ダービー。清武は前日練習後のオンライン会見で「まだメンバーは決まっていないので、どうなるか分かりませんが、出る選手たちが気持ちを見せて、ホームでしっかり勝てるように頑張りたい」と語った。

 昨季、ヤンマースタジアム長居でのC大阪ホームの大阪ダービーは無観客開催だったが、今回は有観客で行なわれる。清武は「サポーターの方が入り、声援がどうなるか(許可されるかどうか)と報道されていますが、早く声出しができる環境が整ってくれたらいいなと、いつも思っている」とコメントしたが、それでも拍手などでの後押しは大きな力となるだろう。

 関西地区ではテレビの地上波生中継も行なわれる注目の一戦。「普段見ていない方が、サッカーを見てくれる環境が少しでも増えるということ。サッカーって面白いんだ、こんなに白熱した戦いなんだ、と見てくれれば僕たちとしては、すごくありがたい」という清武は、「普段あまりサッカーに触れない人たちがサポーターや、サッカーを好きになってくれるような試合になれば」と、別の視点での意気込みも語っている。

 G大阪とは今季、JリーグYBCルヴァンカップのグループステージでも対戦。清武は3-2で勝った第1節は後半途中からの交代出場で、0-0で引き分けた第5節はフル出場している。今季から片野坂知宏監督が指揮を執る相手を「立ち位置、ポジショニングがすごく良い印象がある。やりながら、嫌なところに立ち位置を取ってくるチーム」と分析した清武は、「相手の嫌がるようなプレッシャーのかけ方をしないと、良い立ち位置を取らせたら、やられる可能性がある」と警戒すべきポイントを挙げていた。


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