セレッソ大阪DF山下達也が、今季公式戦初出場への意気込みを語った。2年半ぶりに古巣に復帰したものの、ここまで出場機会なし。メンバーの入れ替えがありそうな一戦に向けて、自身の思いなどを明かしている。

上写真=5月18日のルヴァンカップに向けて前日練習を消化した山下(写真◎CEREZO OSAKA)

「結果を出すことで、新たな競争も生まれる」

 2006年から10年と、12年から19年途中までC大阪に在籍した山下は、19年途中からの柏レイソルでのプレーを経て今季、2年半ぶりに復帰した。しかし、開幕前の2月に左下腿三頭筋筋損傷で離脱するなど出遅れ、明治安田生命J1リーグでは第13節まで全試合でメンバー外。JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ1試合で控えに入っただけで、まだ公式戦出場がない。

 ただ、5月18日に大分トリニータと対戦するグループステージ最終戦は、すでにプレーオフステージ進出を決めていることもあり、メンバーの入れ替えがありそうだ。小菊昭雄監督は「試合に飢えている選手、フレッシュな選手で、良い内容で勝利を持ち帰りたい」とコメントしており、山下も「ここで結果を出すことによって、新たな競争も生まれると思う。そういった面でのアピールが大事」と今季公式戦初出場への思いを語った。

 ルヴァンカップではグループステージを突破したC大阪だが、リーグ戦では4勝5分け4敗の8位と、思うように勝ち点を伸ばせていない。「大事なところで点を取られるのは、はっきり(クリアなど)しておけばいい直前のプレーで、中途半端につなぎにいこうとして奪われてカウンター、といったことがある。ミーティングで監督も言っていた」と指摘した山下は、「勝っているときや同点の場面での終盤のプレーの判断は、もう少し大胆に、みんなで意識を合わせてやるべき」と自身の見解を明かした。

 大分戦に出場すれば、外から見ていたことも生かしつつ、勝利への貢献を目指す。「うまいことやろうとは思っていない。自分のできることを精一杯、戦う姿勢を見せたい」と力強く言った。


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