ゴールデンウィークの明治安田生命J1リーグ第11節は、AFCチャンピオンズリーグに出場していた4チームを除いて、5月3日と4日に7試合が行われた。前節で首位に立った鹿島アントラーズはこの節でも強さを発揮して勝ち点3をプラス、柏レイソルが暫定で3位に浮上した。

上写真=元日本代表監督、イビチャ・オシム氏の逝去を悼み、各地で黙祷が捧げられた。写真は名古屋対京都(写真◎J.LEAGUE)

4人がマルチゴールを記録

 5月1日に元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が逝去されたことを悼み、各地で黙祷が捧げられたJ1第11節。首位の鹿島アントラーズは強さを見せつけて、さらに勝ち点3を積み上げた。

 ジュビロ磐田を迎えたホームゲームで、上田綺世が2ゴール。特にスコアを3-1とした自身の2点目は圧巻で、左足でゴール左、ニアのトップコーナーを打ち抜く充実のフィニッシュだった。

 暫定3位に浮上したのが柏レイソル。サンフレッチェ広島に開始13分で早々に先制されたが、リーグ戦で2試合目の出場となる筑波大在学中のルーキーの森海渡が、64分に登場してから6分後のプロ初ゴールで同点とすると、87分には逆転ゴールも決めて勝利をもぎ取った。

 思わぬ大差がついたのが湘南ベルマーレ対清水エスパルスと、アビスパ福岡対FC東京。この時点で16位の清水が17位の湘南から4つのゴールを中山克広、鈴木唯人、白崎凌兵、鈴木義宜とすべて異なる選手が決めて、アウェーゲームをものにした。

 福岡はさらに多い5ゴール。先制したあと、一度はFC東京の話題のルーキー、松木玖生にプロ初ゴールを許して同点とされたが、山岸祐也とルキアンが揃って2ゴールずつを決めて大勝した。福岡がJ1リーグで5得点を記録したのは2011年11月19日の第32節モンテディオ山形戦以来3度目だが、ホームでは初のこととなる。

画像: 鹿島は磐田に3-1で快勝。首位を守っている(写真◎J.LEAGUE)

鹿島は磐田に3-1で快勝。首位を守っている(写真◎J.LEAGUE)

画像: 清水は湘南とのアウェーゲームで4点を集めて今季2勝目(写真◎J.LEAGUE)

清水は湘南とのアウェーゲームで4点を集めて今季2勝目(写真◎J.LEAGUE)

J1第11節の結果

■5月3日
名古屋 1-1 京都
得点:(名)マテウス・カストロ(京)ピーター・ウタカ

広島 1-2
得点:(広)ジュニオール サントス(柏)森海渡2

鹿島 3-1 磐田
得点:(鹿)アルトゥール・カイキ、上田綺世2(磐)ファビアン・ゴンザレス

湘南 1-4 清水
得点:(湘)大岩一貴(清)中山克広、鈴木唯人、白崎凌兵、鈴木義宜

鳥栖 1-1 C大阪
得点:(鳥)藤田直之(C)ブルーノ・メンデス

福岡 5-1 FC東京
得点:(福)宮大樹、山岸祐也2、ルキアン2(F)松木玖生

■5月4日
G大阪 0-0 札幌


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