エイプリルフールもマジでやる。それが川崎フロンターレのやり方だ! 4月1日に仕込んだのは、「谷口彰悟が俳優に転身する」というジョーク。だが、その出来栄えはまさにリアル。これは本当に俳優界からオファーが来るかも!?

上写真=谷口彰悟が俳優に転身して、ドラマに主演!?(写真提供◎川崎フロンターレ)

こだわったのは「本物感」

「どこに本気を出しているのって?」

 谷口彰悟は思わず笑う。4月1日、川崎フロンターレがエイプリルフールのネタとして、「谷口彰悟、俳優に転身」のストーリーをクラブ公式ツイッターやインスタグラムで展開、大きな話題になった。

「今回、リクルートダイレクトスカウトさんがクラブのパートナーになっていただき、フロンターレらしくということでクラブから相談させてもらったそうです。正直、一言目は断ったんですけどね。リクルートダイレクトスカウトさんのお話しもうかがい、やらせていただきました」

 2月に株式会社リクルートと2022年シーズンの契約が内定、アップシャツ背中広告(中段)、ホームゲーム入場ロード装飾等の協賛の契約内容で、開始日が4月1日となることから、エイプリルフールのネタとしてともに展開できないかと模索が始まったという。同社のサービス「リクルートダイレクトスカウト」での契約のため、サービス内容である「転職」、サービス名の「スカウト」に注目、サポーターより日頃から「イケメン」「俳優でもやっていける」と言われている谷口を起用して、俳優に転職、さらには谷口の代わりの選手を川崎Fで募集するというストーリーが生まれた。

 こだわったのが「本物感」。実際のサービスに使用するビジュアルを駆使し、さらにはフロンターレらしい「悪ノリ」で、谷口が俳優として主演するドラマや写真集のビジュアルまで展開する凝りようだ。谷口は日本代表としてワールドカップ予選を戦ったが、その前に撮影に臨んだという。筆者は個人的に、主演ドラマ「おフロ刑事」の出演者の中に車屋紳太郎と鬼木達監督の名前が入っているのがツボ。谷口とともにどんな演技をするのか、ぜひ見てみたい! そして主題歌「フロ上がりのBLUES」とは!?

「俳優はやりません、写真集も出しません!! サッカー選手ですから!! でもCMは待っています(笑)」

 と言いながら、谷口もまんざらではなさそうだが、何よりクラブとパートナー企業がそれぞれの強みを生かしてプロモーションするのは、このクラブの得意中の得意。

「フロンターレらしく、パートナー企業さんと連携して話題になったのであれば良かったです。コロナが少しずつ終息し、サッカーをはじめ、スポーツ観戦する機会が増えてきている中で、こういった話題も提供しながらスタジアムにたくさんのファンの皆さんが戻ってきてくれて僕たちも励みになっています。今日も明日もこれからも、サッカー選手として頑張ります‼」

 というわけで、谷口は今日もサッカー選手として戦うのだった。でも、この企画を通して、もしかして俳優業もリアルに実現したりして?


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