浦和レッズが超連戦の4月をスタートさせる。明治安田生命J1リーグで3試合を戦ったあと、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ6試合に臨む。リスタートの初戦となる北海道コンサドーレ札幌戦を、リカルド・ロドリゲス監督は「非常に重要な一戦」と位置づけた。

上写真=リカルド・ロドリゲス監督は新加入のアレックス・シャルクについて「勝者のメンタリティーを持っていて得点力もある」と期待(写真◎スクリーンショット)

「最高レベルのプレーを見せないと」

 3試合連続で勝利なし。浦和レッズの対北海道コンサドーレ札幌戦の戦績だ。リカルド・ロドリゲス監督は、その3試合で1分け2敗と抑え込まれた、かつて浦和を率いた札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームを警戒する。

「札幌は独特のサッカーをしています。マンツーマンで戦ってくると思うので、その対策をしてきました」

 インターナショナルマッチウィークの期間を利用して、チームの底上げを図った。コロナ禍や負傷などによって十分なコンディションの選手が揃わずに苦労してきたが、ようやく揃って練習ができて、新しく加入が発表されたオランダ人FWアレックス・シャルクも、近く合流できる見込みだという。

「札幌はほかのチームと違います。どの相手に対しても共通で行うことがありますが、選手を助けるためにも試合によってどこにスペースが見つかるか、どういうビルドアップをすれば有利になるか、どうプレスをかけるべきかを伝えています」

 その詳細はもちろん明かさないが、それぞれに魅力的な監督同士が率いる異なるタイプのチーム同士の対決は、見どころがたっぷりありそうだ。

「相手はたくさん走り、マンツーマンで常に強いプレスをかけてきます。タフでハードな試合になるでしょう。簡単にプレーさせてもらえないと思いますから、最高レベルのプレーを見せないといけないと思います。札幌は独特なプレーをしてきますが、こちらがやろうとすることを実行すればいいプレーが生まれて、勝利につながると思います」

 前節ではジュビロ磐田を相手に今季最多の4ゴール、デビューしたダヴィド・モーベルグがいきなりゴールを決めるなど、チームに勢いが出ている。4月はJ1で3試合を戦ったあとに、タイに飛んで中2日で6試合をこなすAFCチャンピオンズリーグのグループステージが待っている。

「連勝することで上位に近づいていきます。私たちが掲げる目標を考えると、この札幌戦は非常に重要になります」

 勝って勝って勝ち続けるために、リスタートの札幌戦に超集中だ。


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