2月19日に京都サンガF.C.とのアウェーゲームで開幕を迎える浦和レッズ。新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた選手・スタッフが10人出る中でも、リカルド・ロドリゲス監督は冷静だ。難しい日々をしっかり過ごして準備して、まずは勝ち点3を持ち帰ることに集中している。

上写真=リカルド・ロドリゲス監督は富士フイルムスーパーカップ2022で初タイトル。その自信が大きい(写真◎小山真司)

「優勝を狙うチームが序盤で取りこぼしをしてはいけない」

 浦和レッズでは今週、トップチームの選手とスタッフ計10人が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた。2月19日の開幕戦、京都サンガF.C.とのアウェーゲームを控える中で心配だが、リカルド・ロドリゲス監督は落ち着いていた。

「いつもと違った難しさのある1週間でした。しかし、このコロナ禍を乗り越えていきたいと思います。これは浦和レッズだけではなく社会全体で起こっていることですし、私たちはハードワークを行いながら京都戦の勝利を目指したいと思っています。逆境が私たちを強くすると思っているので、勝ち点3を狙いながら戦いたい」

 開幕まで1週間を切ったところでの苦境。しかし「選手たちもしっかりトレーニングできていますし、一体感は高まっています」と、最善の準備を進めてきた自負を明かす。「コロナ禍ですから制限されてくる部分はありますが、やろうとしていることはできています」と、開幕戦で勝利を奪う道筋は見えている。

 それは、2月12日の富士フイルムスーパーカップ2022で川崎フロンターレに2-0で勝利を収め、タイトルを獲得した事実が大きい。

「川崎戦ではチームとして戦えました。成熟していると思いますし、すでにこのクラブにはハングリー精神や野心、クオリティーがあります。ここから練習やゲームを重ねる中で、さらに成熟度は高まっていくと思います」

 その強い土台は、コロナ禍でも揺らがないのだ。

「京都はハイプレスからショートカウンターを行う、ダイナミックなチームという印象です」

 開幕戦の相手、京都についてそう表現する。

「いいゲームをして、勝者のメンタリティーを持って臨みたいと思います。優勝を狙うチームが序盤で取りこぼしをしてはいけないと思います。昨年はそれができず、特にアウェーでは安定性を欠いて取りこぼしたことが多くありました。タイトルに向かうチームはそういうところでしっかり勝ち点を手にしなければいけないのです」

 J1制覇を掲げる浦和にとって、コロナ禍で多くの人から寄せられる心配に結果で応えるつもりだ。


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