明治安田生命J1リーグ2022がいよいよこの週末に開幕する。いきなり組まれた好カードが、昨季5位の名古屋グランパスと同3位のヴィッセル神戸の顔合わせだ。柿谷曜一朗、大迫勇也とそれぞれのストライカーが開幕戦勝利への熱い思いを語った。

上写真=柿谷曜一朗(左)と大迫勇也という日本を代表するストライカーが開幕戦勝利を誓った(写真◎スクリーンショット)

■2022年2月19日(土)15:00KO J1第1節(@豊田スタジアム)
名古屋グランパス対ヴィッセル神戸

気持ちの良いファイティングポーズ

「僕がどうこう言う前に、日本のエースですから、止めるのは非常に難しい」とは柿谷曜一朗から見た大迫勇也。

「昔から有名で天才で、いまでもそうですけど、僕は追いかけてきた立場でした」が、逆に大迫の柿谷評。

 昨季5位の名古屋グランパスと同じく3位のヴィッセル神戸。いきなり開幕戦で好カードが組まれた。それぞれの点取り屋がお互いをほめた。しかし、そのあとには負けられない気持ちがにじみ出た。

 柿谷が「リスペクトしていますが、試合では関係ないですし、自分が大迫選手よりもたくさん点を取って勝つ準備をしたい」と言えば、大迫も「いまも名古屋で違いを作るプレーを見せているので要注意の選手です。チーム全体でいい対応をしなければ」と負けていない。お互いに気持ちの良いファイティングポーズを取った。

 名古屋は新指揮官である長谷川健太監督が指揮を執る最初のゲーム。大迫は「監督も代わっているので、どういうサッカーをするかわからない部分がありますが、個々の選手が揃っているし全ポジションで注意しなければいけない」と細心の注意を怠らない。柿谷は長谷川監督のスタイルを「攻撃でも守備でもアグレッシブに自分たちで仕掛けて、90分を通して熱いサッカーをする」と宣言して、神戸の守備網を破るつもりだ。

 神戸には逆に、昨年からの積み上げがある。大迫は「主導権を握りながら常にゴールを奪えるように、脅威を与えられるように意識して取り組んでいる」と自信がある。そこに新加入選手がプラスアルファを加えていて、「特徴を持った選手が入ってきてくれたので、それを神戸で出してほしいですし、試合の中で思ったことをどんどんチャレンジしてほしい」と頼もしく感じている。

 その新加入選手の一人が横浜F・マリノスから加わったMF扇原貴宏だが、柿谷からすればセレッソ大阪でともに戦った仲だ。神戸には同じく山口蛍もいるから、かつての仲間2人との対戦になる。「僕がセレッソ大阪時代にたくさんゴールを取れたのは蛍とタカのおかげだから、神戸の前線の選手がうらやましいと思います。でも、試合では2人のいいところをつぶすのも僕の役目です」と遠慮はしない。「セレッソの後輩ではありますけど、Jリーグを代表する選手になったので、いまとなっては勝負するのが楽しみです」と待ち構える。

「勝つことだけを考えてハードワークを」と柿谷。「勝って勢いをつけられるように、大事なゲームになると思うので、いい準備をしたい」と大迫。いきなりリーグを占うようなビッグマッチがやってくる。


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