新時代のFC東京が、2022年のJリーグを盛り上げる! 2月18日の「金J」で新シーズンが開幕するが、FC東京は王者・川崎フロンターレと対戦する「多摩川クラシコ」だ。サッカーマガジンWEBも参加する「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各クラブの注目選手にインタビューを実施。新時代を迎えたクラブのエース、ディエゴ・オリヴェイラが語る王者との激突とは?

上写真=ディエゴ・オリヴェイラがFC東京で5年目のシーズンへ。まずは川崎Fに勝負を挑む(写真提供◎FC東京)

「長く険しい道のりになると思います」

――新しい経営体制に、新しい監督と新しいフットボールスタイル。FC東京はいま、新時代に入ろうとしています。その変化をどのように感じていますか。

ディエゴ・オリヴェイラ(以下、DO) いまのところ「ここが変わった」というよりは、変わる過程にある、という認識です。ピッチ内外ともに、これまでの歩みは必要なものでした。いま変わりつつある部分を受け止めていい方向に進めるように、そしてこの変化が自分にとってもポジティブであるととらえていますので、一人のフットボーラーとして変化を価値あるものにしていこうと思っています。

――変化については、例えばどんなものがありますか。

DO ファン・サポーターのみなさんに伝わりやすいところでは、やはりプレースタイルですね。監督も代わってフォーメーションも変わって、新しいスタイルのサッカーが展開されています。新しいことへの挑戦は時間がかかるものではあるのですが、自分にとってもポジティブなものですから、また違ったプレーを見せることができると思っています。開幕戦である川崎フロンターレ戦から見せていきたいですね。

――新しいスタイルの構築には時間が必要だと、アルベル監督も強調しています。

DO 長く険しい道のりになると思います。もちろん、ゴールで貢献したいと思いますが、自分のゴールでチャンピオンになることが重要なのではなくて、チーム全員で優勝を勝ち取りたいと思っています。結果として、新しいサッカーの中で私が点をたくさん取って優勝に導くことができればいいですが、私に限らず誰が何点を取るかということよりも、チームとしてタイトをル取れるようにしていきます。

――新しいスタイルでは自分の特徴をどのように生かすことができそうですか。

DO まだまだこれから慣れていく必要がありますが、その過程ではみんながいろいろなことを求められています。自分も、特にこのプレーをやってほしいとかこのパートが必要だから徹してほしい、というような形で要求されていることはないんです。これまでやってきたことを続け、持っているものをすべて出して、チームとともに進化していきたいと思います。

――アルベル監督はとてもユーモアにあふれてオープンなキャラクターですし、言語もカタルーニャ語とポルトガル語で比較的近しいと思うので、コミュニケーションが深まりやすいのではないでしょうか。

DO 言葉のところは大きいですね。戦術を理解する上でも、新しいことにチャレンジしているからでもありますが、直接コミュニケーションが取れることは、監督が求めていることをすぐに理解できることにつながります。監督が求めているサッカーがすごく興味深いので、自分たちもそこに貢献したいという気持ちをとても強く持っています。

――そのアルベル監督から副キャプテンに指名されました。以前、「FC東京での4年間が認められたことになるので、うれしい」と話していました。どんなことを成し遂げたと自分で振り返ることができるでしょうか。

DO 自分で評価するのは難しいですが、何か特別なことをしたというよりは、持っているものを常に出し続けた結果だと思っています。それがいま、ここにいることができる理由でもあります。これまでと同じようにできることをやっていき、一つひとつのプレーの質を高めていくこと、少しずつ成長することにフォーカスしていきたいと思います。

――これまで4年間のリーグ戦では、合計49ゴールを積み上げています。節目の50ゴールまであと一つ。ゴールを誰が取るかは重要ではないという思いがあるとはいえ、開幕戦で決めてほしいとファンは願っています。

DO プレーする自分からしたら記録にこだわりはありませんが、得点を取ることは大事だと思っています。開幕の相手、川崎は強敵ですが、チームを助けるための1点を取りたいと思っています。記録のためではなく、勝つために一つの得点にこだわっていきたいと思います。


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