FC東京は1月8日、大分トリニータに所属していたDFエンリケ・トレヴィザンを獲得したことを発表した。7日に大分への期限付き移籍の満了が発表され、ポルトガルのGDエストリル・プライアからFC東京に完全移籍する。

上写真=エンリケ・トレヴィザンは貴重な左利きのセンターバックだ(写真◎小山真司)

CBの補強に成功

 FC東京が貴重な左利きのセンターバックを迎え入れた。ブラジル人のエンリケ・トレヴィザンで、2021シーズンに大分トリニータでプレー。J1残留はならなかったものの、天皇杯準決勝では川崎フロンターレから延長戦のアディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めてPK戦に持ち込み、決勝進出の立役者になった。

 FC東京にとっては、ジョアン・オマリが契約満了で退団、渡辺剛がベルギーのKVコルトレイクに移籍して、センターバックの補強は急務だった。そこにレフティーが加わることで厚みを増すことは間違いない。

 エンリケ・トレヴィザンはFC東京のファン・サポーターに向けて、意欲を語った。

「FC東京のファン・サポーターのみなさま、初めまして、ディフェンダーのエンリケ・トレヴィザンです。
 東京でプレーできる機会をいただけて本当に嬉しいです。献身的なプレーや闘争心あふれる姿をみなさまにお見せできたらと思います。
 全員で今シーズンの目標を達成できるよう頑張りましょう。よろしくお願いします!」

 1月7日には大分との期限付き移籍期間が満了となったことが発表されており、大分のファン・サポーターには惜別のあいさつをしている。

「大分トリニータサポーターの皆様、エンリケ トレヴィザンです。
 サポーターの皆様いつも暖かい応援ありがとうございました。本当に感謝しています。
 昨年1年皆様と共に戦えたことを誇りに思っています。
 このクラブには本当に感謝しています。大分という街が好きでしたし、大分トリニータでプレー出来て幸せでした。
 我々の目標は、達成できず難しい1年となりましたが、最後まで皆さんと戦い抜けたと思います。
 このチームで過ごした大切な思い出は、僕の心の中にいつまでも残り続けます。
 今年チームからは離れてしまいますが、いつもトリニータを応援し続けます。
 そしていつかこのチームに戻ってこられたらと思います。
 1年間本当にありがとうございました」

エンリケ・デ・ソウザ・トレヴィザン(HENRIQUE DE SOUZA TREVISAN)
■ポジション:DF
■身長/体重:185cm/78kg
■出身地/国籍:ブラジル・パラナ州
■生年月日:1997年1月20日
■経歴:フィゲイレンセFC(ブラジル)- GDエストリル・プライア(ポルトガル)- AAポンチ プレッタ(ブラジル、期限付き移籍)- FCファマリカオン(ポルトガル、期限付き移籍)- 大分トリニータ(期限付き移籍)
■出場記録
J1:28試合2得点
リーグカップ:3試合0得点
天皇杯:3試合1得点
ブラジル1部:1試合0得点
ブラジル2部:40試合3得点
ブラジルカップ:3試合0得点
サンパウロ州選手権:13試合1得点
サンタカタリーナ州選手権:5試合0得点
ポルトガル1部:4試合出場0得点
ポルトガルカップ:1試合出場0得点
■代表歴:2013年 U-20ブラジル代表


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