ジュビロ磐田は29日、大宮アルディージャから黒川淳史が完全移籍で加入すると発表した。黒川は大宮のアカデミーで育ちの選手だが、覚悟を持って新天地を求めた。2022シーズンからサックスブルーのユニフォームを着る。

上写真=磐田加入が決まった黒川淳史(写真◎J.LEAGUE)

大宮育成部の皆さんに感謝してもしきれません

 大宮のアカデミーで育ったナンバー10が磐田に加入することになった。トップ下、サイド、センターハーフ、トップも含め、攻撃的なポジションならどこでもプレーできるマルチなアタッカー。2021シーズンは42試合に出場し、うち先発は38試合。9ゴール・2アシストの成績を残し、シーズンを通してチームの攻撃を引っ張った。

 大宮の主軸を担ったが、移籍を決断。18年、19年は水戸ホーリーホックに期限付き移籍した経験があるが、今回は完全移籍で大宮を去ることになった。

「大宮アルディージャに関わるすべての皆様へ。このたび、ジュビロ磐田へ移籍することを決断しました。大宮アルディージャには12歳の時に加入し、自分の成長とともにこのクラブで歩んできました。サッカー人生の半分以上をこのクラブで過ごさせていただき、本当に幸せです。これまでどんな時も熱いサポートをしてくださった、パートナー企業の皆様、ファン・サポーターの皆様、そして、今までこのクラブで関わらせていただいた指導者の皆様や仲間達にはとても感謝しています。ありがとうございます。特に中村順さん、齋藤毅さんをはじめ、たくさんの経験をさせていただいた育成部の皆様には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。大宮アルディージャに関わるすべての皆様の、これからのご健康とご健勝をお祈りします」

 自身が長く過ごしたクラブへの感謝の言葉は、今回の移籍が大きな決断であったことをうかがわせる。

「ジュビロ磐田に関わる全ての皆様、初めまして。黒川淳史です。このたび、ジュビロ磐田に加入することになりました。常に成長し続け、少しでも多く、このクラブの力になれるよう努めます。これからどうぞ宜しくお願いします」

 伊藤彰監督とはアカデミー時代、そしてトップチームでも大宮でともに戦った間柄。かつての恩師とともにJ1復帰を果たすチームのために力を尽くす。

■黒川 淳史(くろかわ・あつし)
・ポジション:MF
・生年月日:1998年2月4日(23歳)
・出身地:埼玉県
・身長/体重:170cm/65kg
・経歴:大宮→水戸→大宮


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