FC東京は12月28日、DF渡辺剛がベルギーのKVコルトレイクへ移籍すると発表した。渡辺はFC東京のアカデミー出身で、山梨学院大学附属高(現山梨学院高)、中央大を経て2019年にFC東京に加入。得意のヘディングでセットプレーからの得点力の高いセンターバックとして活躍していた。

上写真=渡辺剛がベルギーで挑戦する。FC東京でチームメイトだったSTVVの原大智と対戦なるか(写真◎J.LEAGUE)

「今の僕があるのはFC東京のおかげです」

 渡辺剛が新しい挑戦を始める。ベルギーへ渡り、KVコルトレイクの一員として戦うことを決めたのだ。FC東京でレギュラーをつかみながら、目標の一つだった東京オリンピック出場はならず、その悔しさもあってさらなる成長に向かうことになった。ベルギーリーグで現在8位のクラブで、勝負に挑む。

「FC東京に大学を卒業してから戻ってこれると決まった時に自分の中で、『リーグ優勝に貢献したい!』『FC東京という素晴らしいチームをもっといろんな方に知っていただきたい!』という強い気持ちで加入しました。
 その中でリーグ優勝という目標を掲げて3年戦ってきましたが、その目標を達成することはできませんでした。本当に悔しいですし、応援してくださったファン・サポーターのみなさまに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 ですが、僕自身で言えばプロ1年目の後半から試合に出させていただき、チーム最高順位であるJリーグ2位やACL出場、ルヴァンカップ優勝など沢山の素晴らしい経験をさせていただきました。ルヴァンカップを優勝したときの雰囲気や達成感は一生忘れられない素晴らしい経験となりました。
 そして3年間という短い間でしたが、森重さんの隣でプレーできたことは僕にとって大きな財産ですし、スーパーな森重真人選手をいつか越えられるように僕自身ベルギーで成長してきます!!
 最後になりますが、FC東京のファン・サポーターのみなさんの声援や拍手での応援はいつも僕の力となっていました。みなさんがいなければ、私はここまで来ることはできませんでした。
 今の僕があるのはFC東京のおかげです。
 3年間本当に温かい応援ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします」

渡辺 剛(わたなべ・つよし)
■ポジション:DF
■生年月日:1997年2月5日
■出身:埼玉県
■身長/体重:186cm/80kg
■経歴:大袋FC(2003-2009 FC東京サッカースクール アドバンスクラス 深川コース)- FC東京U-15深川(2009-2012)- 山梨学院大学附属高(現山梨学院高/2012-2015)- 中央大(2015-2019)- FC東京(2019-)
■代表歴:2017年 U-18日本代表、2018年 U-19日本代表、2019年 U-20日本代表
■タイトルなど:2015年 第93回全国高校サッカー選手権大会 優秀選手、2020年 2020 JリーグYBCルヴァンカップ 優勝
■出場記録
J1:75試合4得点
J3:6試合3得点
リーグカップ:19試合2得点
天皇杯:2試合0得点
ACL:7試合0得点


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