鹿島アントラーズは20日、2022シーズンに着用する新ユニフォームを発表した。ホームユニフォームはクラブ創設30年を経て、次の10年に向けた「革新と挑戦」、これまで積み上げてきた「歴史と伝統」を表現したデザインとなっている。

上写真=2022シーズンに着用するユニフォームを発表。左がホーム、右がアウェー(写真提供◎KASHIMA ANTLERS)

鹿島神宮・楼門の屋根からインスピレーション

 2022シーズンを戦う鹿島のユニフォームは、クラブの象徴であるエンブレムの色彩からインスピレーションを得たディープレッドとグレーにダークネイビーのアクセントを加え、これまでにないカラーコンビネーションを採用したデザインだ。クラブ創設30年を経て、次の10年に向けた「革新と挑戦」、これまで積み上げてきた「歴史と伝統」を表現している。シンプルながら、モダンとクラシックの要素を融合した。

 ショーツにはホームユニフォームとしてはクラブ史上初めてとなるグレーを採用。両脇からショーツに繋がるサイドラインにダークネイビーを用いることで全身の印象を引き締めつつ、堅牢な力強さを演出している。

画像: 鹿島神宮・楼門の屋根からインスピレーション

 アウェーユニフォームの注目点も多い。これまで複数のタイトル獲得時に着用した「ビクトリーホワイト」をベースに、クラブの歴史と伝統とともに歩む周辺地域の要素を融合させた幾何学模様をデザインに反映。グラフィックは、鹿島神宮の重要文化財に指定されている「楼門(ろうもん)」の屋根の構造からインスピレーションを得た。白と同系色のライトグレーでパターンを描くことで奥行きも表現している。そしてアクセントカラーとしてディープレッドを首回り、袖のリブ、両脇からショーツにかけてつながるサイドラインに採用した。

 選手がピッチで着用するユニフォームやサポーター向けのレプリカジャージには、ペットボトルをリサイクルして作られた100パーセント、リサイクルポリエステル素材を採用。クラブオフィシャルパートナーのナイキは、2010年からフットボールキットにリサイクルポリエステルを使用しており、バージンポリエステルに比べて炭素排出量を約30パーセント削減し、環境負荷低減に貢献している。
 2022年シーズンのユニフォームは、細部にまでこだわったオリジナルのチームデザインと低炭素素材を組み合わせた、新しい世代のフットボールサポーターのニーズに応えるものだろう。クラブ史上初めてヨーロッパ人監督を迎え、変革の時を迎えたクラブが、この新しい『戦闘服』をまとってどんな結果をつかむのか、注目される。

 なお、レプリカユニフォームのホーム半袖の予約受付は、1月を予定。日程が確定次第、オフィシャルショップ店頭、およびオフィシャルサイト、オフィシャルオンラインストアにて発表される。その他商品についても随時、販売スケジュールが発表される模様だ。


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