12月17日、ヴィッセル神戸は横浜F・マリノスのMF扇原貴宏を完全移籍で獲得することを発表した。来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦うチーム同士のビッグディールとなった。

上写真=扇原貴宏が5シーズン過ごした横浜FMを去る(写真◎J.LEAGUE)

「アジアNo.1をクラブ一丸となって必ず達成しましょう」

 扇原貴宏は左利きのボランチで、セレッソ大阪で頭角を現したあと、横浜FMでは2019年のリーグ優勝の中心になるなど、5シーズンで主力として活躍してきた。神戸には山口蛍がいて、C大阪時代のボランチコンビが復活することになる。

 扇原はクラブを通じて、5年間の感謝を横浜FMのファン・サポーターに送った。

「マリノスファミリーのみなさんへ
 この度、ヴィッセル神戸に移籍することになりました。僕がF・マリノスに来たのは5年前です。
 この5年間で、チームとはどういうものなのか、本当の意味で学ぶことができました。
 F・マリノスには素晴らしいファン・サポーターの皆さんがいます!
 F・マリノスを支える素晴らしいクラブスタッフもいます!そして素晴らしい選手たちがいます!
 チーム一丸と言葉で言うのは簡単ですが、それを実際にできるのはF・マリノスの強みです。
 そんな素晴らしいチームで2019年にリーグ優勝ができたことは、僕にとって一生の宝です!
 大好きなF・マリノスを離れるのは本当に寂しいですが、残りのサッカー人生を悔いなく終えるためにチャレンジする道を選びました。
 横浜F・マリノスという伝統と歴史ある素晴らしいクラブでプレーできたこの5年間は本当に自分の誇りです。
 本当にありがとうございました!」

 神戸ではACL優勝を最大の目標に掲げる。

「ヴィッセル神戸の皆さん、横浜F・マリノスから来ました扇原貴宏です。まずはサポーターの皆さんに認めてもらえるように精一杯頑張ります。そしてヴィッセル神戸が目標に掲げるアジアNo.1をクラブ一丸となって必ず達成しましょう」

扇原貴宏(おうぎはら・たかひろ)
■生年月日:1991年10月5日(30歳)
■身長/体重:185cm/74kg
■ポジション:MF
■出身地:大阪府堺市
■経歴:堺北FC - セレッソ大阪U-15 - セレッソ大阪U-18 - セレッソ大阪 - 名古屋グランパス - 横浜F・マリノス
■出場記録
J1:248試合11得点
J2:37試合2得点
リーグカップ:38試合3得点
天皇杯:25試合0得点
ACL:15試合0得点
■獲得タイトル:J1リーグ(2019)
■代表歴:
U-16日本代表(2007)、U-17日本代表(2008)、U-18日本代表(2009)、U-22日本代表(2011)、U-23日本代表(2012)、日本代表(2013)
※国際Aマッチ1試合出場0得点


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