11月26日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を懸けた3位争いを繰り広げたものの、J1第36節大分トリニータ戦で引き分け、4位以下が確定した。27日のサガン鳥栖戦は今季のホーム最終戦となる。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

総力戦となる今季の残り2試合。「全員に期待したい」

 前節の大分戦を引き分けの結果で終え、今季の4位以下が確定した。それでも、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得の希望が潰えたわけではない。天皇杯の結果によって、リーグ戦の4位チームにチャンスがめぐってくる可能性もあるからだ。

「他力の状況ではありますが、まずは(鳥栖戦で)勝つことによってACL(出場権獲得)の可能性が残る4位を確保するための望みをつなぐことができる」と相馬直樹監督は言及し、「そこに向けて、そしてホーム最終戦ということも含めて、勝ち点3が必要なゲームになる」と鳥栖との一戦に闘志を燃やす。

 アウェーでの第15節で対戦したときは1-2で敗れているだけに、今回も一筋縄ではいかぬ相手となるだろう。「ハードワークが持ち味の鳥栖が相手ということで、やはりまずは“戦う”というところでしっかりと上回っていけるようにしなければいけない」と指揮官は戦う姿勢の重要性を強調し、「それも含めて立ち上がりが大事になります。もちろん、90分を通しても大事なので、いろんなことを用意しておかなければいけないと感じています」と勝利をつかむために最善を尽くす。

「次のゲームでやれることをすべてやりたい。このホームでの最後のゲームに向けて、今プレーできる選手全員がいい準備をしてくれているので、(チームの)全員に期待したいです」

 監督交代や無観客開催など、多くの試練を乗り越えてきた2021シーズン最後のカシマスタジアムでの試合を勝利で終えるべく、相馬監督と深紅の戦士たちが鳥栖戦に照準を合わせる。


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