11月25日、鹿島アントラーズの犬飼智也が練習後のオンライン取材に応じた。来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を懸けた3位争いを繰り広げたものの、J1第36節大分トリニータ戦で引き分け、4位以下が確定した。27日のサガン鳥栖戦は今季のホーム最終戦となる。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう犬飼智也(写真◎KASHIMA ANTLERS)

小泉慶との再会へ。「慶は、いつも以上に燃えていると思う」

 前節の大分戦は引き分けの結果に終わった。シュート数で相手を圧倒しながらも、1点が遠くスコアレスドロー。勝ち点1しか積み上げることができず、今季の4位以下が確定した。すべてのタイトルを逃し、来季のACL出場権が与えられるリーグでの3位入りを残された目標と定めていただけに、痛恨の結果となった。

「(後半アディショナルタイムも含めて)20分弱出場したけれど、プレーは満足いくものではなかったし、点を取って勝ち切らなければいけないゲームだったと思います。もっとチームの力になりたかったです」

 大分戦で72分に途中出場した犬飼智也は、そのように前節を振り返った。9月5日のルヴァンカップ準々決勝名古屋戦で負った左ハムストリング筋損傷のケガから復帰し、現在は「問題なくやれている」と自身の状態を明かす。シーズンのラスト2試合を連勝で終えるために、まずは27日に鳥栖とのホーム最終戦に臨む。

「(リーグ)前半戦で戦ったときは、いいサッカーをするチームだと思いました。チームとしてやりたいことがはっきりしているし、みんながそのサッカーをやろうとしているチームなので、簡単な相手ではない」と犬飼は鳥栖の印象を話す。また、今夏に鹿島から鳥栖に移籍した小泉慶との対戦については「楽しみです。慶はいつも以上に燃えていると思うので、自分たちもその熱量に負けないようにしないといけない」と心待ちにする。

「(試合に)出るときは自分のプレーを100パーセントやり切ることをどの試合でも心がけているので、(鳥栖戦でも)自分のプレーができる準備をし続けること」

 カシマスタジアムでの今季最終戦に向け、背番号39が静かに闘志を燃やす。


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