FC東京は11月7日、長谷川健太監督監督が辞任の申し出て、クラブがこれを受理することにしたと発表した。前日の明治安田生命J1リーグ第35節で横浜F・マリノスに0-8というクラブワースト記録で敗れたあとだった。後任監督は未定。

上写真=FC東京の長谷川健太監督が「最高の思い出」としたのがルヴァンカップ優勝(写真◎J.LEAGUE)

「みんなでカップを掲げたのは私にとって最高の思い出」

「健太トーキョー」が突然の終わりを告げた。FC東京は11月7日、長谷川健太監督が辞任を申し出てこれをクラブが受理したことを発表した。

「FC東京にかかわる全てのみなさま、4年間ありがとうございました。本当に楽しい4年間でした。私自身悔いはないですし、やりきったと思っています。2019シーズン、あと一歩で優勝を逃したのは残念で悔しかったですが、2020シーズンにルヴァンカップを獲って、みんなでカップを掲げたのは私にとって最高の思い出です。今後、東京がJリーグ優勝をしてくれることを願っています。本当にありがとうございました」

 長谷川監督はクラブを通して、感謝の言葉を届けた。

 2018年に監督に就任すると、19年には横浜F・マリノスと最終節まで優勝を争うまでに仕立て上げた。20年にはルヴァンカップで優勝。21年はJ1制覇を掲げて戦いに挑んでいた。しかし、11月6日のJ1第35節ではクラブワーストとなる0-8の大敗を喫し、その試合後には「悔しさを通り越して情けないというしかないと思います。選手は精一杯やってくれましたし、サポーターも最後まで応援し続けてくれて感謝しています。これも自分の力のなさ。悔しいです。この悔しさをまた返せるように自分自身力を蓄えてやっていきたいと思います」と振り返っていた。

 後任の監督は未定。決まり次第、発表される。

長谷川健太プロフィール

■生年月日:1965年9月25日
■出身:静岡県
■選手歴:静岡県立清水東高校→筑波大学→日産自動車サッカー部→清水エスパルス
■代表歴:27試合出場4得点
■指導歴:2000-2004 常葉学園浜松大学、2005-2010 清水エスパルス、2013-2017 ガンバ大阪、2018-2021 FC東京
■主なタイトルなど:2014=J1、ナビスコカップ、天皇杯優勝、2015=天皇杯優勝
■FC東京でのタイトル:2020=ルヴァンカップ 優勝
■FC東京での戦績
〈2018シーズン〉
J1 34試合14勝8分12敗 [6位/18チーム]
ルヴァンカップ 6試合1勝1分4敗 [グループステージ]
天皇杯 3試合2勝1敗 [ラウンド16]
〈2019シーズン〉
J1 34試合19勝7分8敗 [2位/18チーム]
ルヴァンカップ 10試合5勝2分3敗 [準々決勝]
天皇杯 2試合1勝1敗 [3回戦]
〈2020シーズン〉
J1 34試合17勝6分11敗 [6位/18チーム]
※第20節 湘南戦において、J1通算200勝を達成
ルヴァンカップ 3試合3勝0分0敗 [優勝]
AFCチャンピオンズリーグ 8試合4勝1分3敗 [ラウンド16]
〈2021シーズン〉 ※2021年11月7日時点
J1 35試合14勝7分14敗 [9位/20チーム]
ルヴァンカップ 12試合6勝3分3敗 [準決勝]
天皇杯 1試合0勝1敗 [2回戦]


This article is a sponsored article by
''.