名古屋グランパスの中谷進之介が、明日17日に韓国の全州で行なわれれるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、浦項スティラーズ戦の前日会見に出席した。浦項とは今季3度目の対戦となるが、「チームの成長を実感している」と自信を示した。

上写真=ACL浦項戦の前日会見に出席した中谷進ノ介(写真◎2021AFC)

今のチームは注目を楽しめる

 グループステージでの浦項との対戦は名古屋が1勝1分けの負けなし(3ー0、1ー1)。明日の準々決勝はある面で、手の内を知る者同士の対戦となった。だが、中谷は「ある程度の対策は練ってくるかと思いますが、僕たちもすごく強くなっていると思いますし、自信もついてきている。粘り強さはリーグ戦(で見せているし)、そしてルヴァンカップでは決勝に進みましたし、そういう勢いもある。それをぶつけていきたいと思っています」と前回対戦した3カ月前から、さらにチームとして成長していると語った。

 確かに、オリンピックによる中断があけて以降の戦いぶりは以前にも増して安定感が増している。FWシュヴィルツォク、DFキム・ミンテといった新戦力もチームに馴染み、攻守両面でレベルアップした印象を受ける。中谷はチームの進化について「しっかり結果を残せている中で自分たちの戦いにすごく自信を持っています。粘り強さを持ち続けているというのが一番の要因だと思うし、焦れずにやり続けているところも大きい。それがもう一度、復活したというか」と説明。元来持っていた粘り強さを取り戻し、結果がついてきたことで、さらに自信を持って戦えるようになったという。チームに生まれた好循環が、ルヴァンカップで決勝進出につながり、ACLの準々決勝進出を導いた。リーグ戦でも現在4位。しっかり上位につけている。

「日本を代表して1チームが残っているので、そこはすごく注目が集まっていると思うし、逆に今のチームはその注目を楽しめるというか、それを糧に変えてやれるチームだと思っています。それを続けて最後まで行きたい」

 アジアの頂点まであと3つ。タイトなスケジュールを戦う難しさはあるものの、それ補って余りある高いモチベーションが今、中谷にもチームにもある。


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