セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、13連戦を締めくくる勝利への意気込みを語った。前節の勝利で公式戦の連敗を3でストップ。就任から1カ月となる9月26日の試合では、就任後初のホームゲームでの勝利を目指す。

上写真=就任から1カ月、初のホームでの勝利を目指す小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)

「新たな発見や喜びがあった」

 9月11日の明治安田生命J1リーグ第28節以降、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16と合わせて公式戦3試合連続の完封負けを喫していたC大阪は、同22日に前倒しで開催されたJ1第32節でサンフレッチェ広島を1-0で下し、連敗を3で止めた。8月15日のJ1第24節以降、天皇杯、JリーグYBCルヴァンカップ、ACLも含めて週2試合ペースの13連戦という過密日程が続いてきたが、最後の13試合目となる9月26日のJ1第30節では、ホームで鹿島アントラーズと対戦する。

 前日練習を終えてオンライン会見に臨んだ小菊監督は「最近数試合同様、前に強く矢印を向けてくる相手に対し、その矢印をかいくぐれるか、チームとしてアタッキングサードまで(ボールを)運べるか、といったところがカギを握ると思う」とコメント。広島戦の完封勝利を踏まえて「前節は守備も、全員が同じデザインを共有して守れた。継続して90分間戦えるかもカギ」とポイントを挙げた。

 8月25日のJ1第26節で敗れた翌26日から、契約解除となったレヴィー・クルピ監督に代わって指揮を執っている小菊監督は、就任初戦のJ1第27節でガンバ大阪に1-0で勝利。ただ、この試合で負傷交代したキャプテンのMF清武弘嗣は、右足関節靭帯損傷で現在も欠場している。

 それでも「振り返ればキャプテンが離脱してしまった後、若い力が競争しながら、高め合いながらチャンスをつかんだ」と語った指揮官は、前節で負傷離脱から約5カ月ぶりに復帰したDF進藤亮佑が、決勝点を挙げたことなどに関して「前節ではケガで苦しんでいた選手たちが活躍してくれたり、なかなか出番がなかった選手たちが躍動してくれた。監督冥利(みょうり)に尽きる」と喜んだ。鹿島戦は就任からちょうど1カ月で迎える一戦とあって「新たな発見や喜びがあった1カ月だった。これを一つひとつ、継続していくことが大事」と強調している。

 連戦の後も見据えながら「いまできている素晴らしい競争を、これからも続けていくために、13連戦の最後を全員の力で、勝って終わりたいと強く思っている」と語った小菊監督。就任後、ホームでは3試合を戦ってすべて敗れているだけに「ホーム初勝利を目指して頑張りたい」との思いも口にした。


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