FC東京は22日、名古屋グランパス戦に臨む。ACL出場権獲得を目指すチームにとって負けられない一戦だ。長谷川健太監督は中3日で迎える試合について、相手をリスペクトしつつ、東京のサッカーをやり切る準備を整えたと話した。

上写真=名古屋戦に向けてトレーニングする長谷川健太監督(写真◎FC東京)

長友が発するポジティブな空気

 現在、名古屋はリーグ戦6戦無敗。元来堅かった守備力に加え、今夏に加入した新FWシュビルツォクが適応し、攻撃力も向上。22日にFC東京が対戦する相手は、以前にも増して攻守のバランスが整っている。長谷川監督も「Jリーグでいま一番、好調なチーム」と警戒し、「簡単には点を取らせてもらえない中で、重箱の隅ではないですが、うちのストロングがどこで生きるか」とその印象を語った。そして「セットプレーも含めて圧がある」相手の攻撃力をいかに出せないかについてトレーニングを積んできたと明かした。

 FC東京も前節の横浜FC戦で今季のリーグ戦で2度目となる4得点を記録し、無失点を実現。調子は上向いており、「(前節から)3日間でしたけど良い練習ができました。良い状態でぶつかって行けると思います」と、名古屋戦に臨む準備をしっかり整えられたと指揮官は説明した。さらに新加入の長友佑都のトレーニングの様子を取材陣に聞かれると、「無所属の期間が長かったので、年齢的にも35歳にもなりましたし、彼とは話をしながらやっていますが『まったく問題ないです。連戦にも強いです』と熱い話をしていました。やってみないと分からないですが、まずは彼の言葉を信用したい」と、連続出場の可能性を示唆。ポジティブな空気をチームにもたらす長友に対する指揮官の信頼を口にした。前節、雨の中で行なわれた横浜FC戦にフル出場した長友だが、名古屋戦でも起用される可能性は高そうだ。

 横浜FC戦で見られたように、闘争心をむき出しにしてプレーする長友の姿は、いい意味でチームに喝を入れていると映る。指揮官もその姿勢を評価しており、今、FC東京はポジティブな空気に包まれている印象だ。

「スキなくやらないと名古屋に勝つことできない。ある意味、研ぎ澄ました状況の中で90分戦えるかどうか」

「乗り越えて上位に加わっていかないといけない」

 指揮官も重要と認める名古屋戦。上位進出のために、負けられない一戦は今夜19時、FC東京のホーム、味の素スタジアムでキックオフされる。


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