9月16日、鹿島アントラーズの町田浩樹が練習後のオンライン取材に応じた。11日に行なわれたJ1第28節アビスパ福岡戦は0-3と敗れた。5日のルヴァンカップ名古屋グランパス戦に続き、無観客のホームで連敗。18日の第29節ガンバ大阪戦は白星を挙げたいところだ。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう町田浩樹(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「苦しいときに後押ししてくれるのがサポーターの存在」

 深紅のサポーターのいないカシマスタジアムに対戦相手の歓喜の声が響き渡った。茨城県独自の非常事態宣言による県からの要請により無観客開催となった9月上旬のホームゲームで2連敗。5日のルヴァンカップ準々決勝では名古屋に0-2で敗れて敗退となり、11日のJ1リーグ第28節福岡戦では0-3の完敗を喫した。4月に相馬直樹監督が就任してから8月まで公式戦無敗だった本拠地で、2試合連続完封負け。収容人数5000人上限での有観客開催となる次節G大阪戦は、是が非でもサポーターに勝利を届けたい一戦となる。

 町田浩樹は「僕は無観客の2試合には出ていませんが、やっぱりチームが苦しい状況のときに後押ししてくれるのがサポーターの存在だと思うので、サポーターがいなかったのは選手としても悔しいし、(試合中は)苦しいところもあったと思います」と言及し、「(G大阪戦は)観客、サポーターが(スタジアムに)入ってくれることで、選手としても非常にプレーしやすくなるんじゃないか」とサポーターの存在の大きさを強調した。

 次戦の相手となるG大阪については、「守備に人数をかけてしっかりブロックをつくり、前線の選手が素早いカウンターを仕掛ける印象があります。いろいろなフォーメーションをやったり、引き出しがすごく多いチームなのかなと思っています」と言葉にする。なかでもFWパトリックに関しては「空中戦の勝率は高いと思うので、そこは自分の武器でもあるので負けたくない。全部弾き返すくらいの気持ちで戦いたい」と闘志を燃やす。

「チームが公式戦で勝てていない状況なので、勝利を求めています。(G大阪戦は)簡単な試合になるとは思っていませんが、拮抗した試合に勝ってこそ、上の順位に行けると思うので、結果を求めてやっていきたいです」

 最終ラインで存在感を放つ背番号28が、ホームのサポーターの前で鹿島を公式戦4試合ぶりの勝利へ導く。


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