9月10日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。1日と5日に行なわれた名古屋グランパスとのルヴァンカップ準々決勝では、2試合とも0-2で敗れて敗退となった。次は11日に再び無観客のカシマスタジアムでJ1第28節アビスパ福岡戦に臨む。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

第5節のリベンジへ。「しっかりとその借りを返す」

 9月5日にホームで行なわれたルヴァンカップ準々決勝第2戦で名古屋に0-2と敗れ、第1戦と合わせて0-4という結果で大会から敗退することとなった。「一つ、大会が終わってしまった中で、リーグ戦が再開することになります。“切り替える”という意味でも、ホームでしっかりと戦わなければいけない」。相馬直樹監督は悔しさをかみ締めながら、そのように次戦の勝利を見据えた。

 ただ、11日のJ1第28節福岡戦でも、カシマスタジアムに“12番目の戦士たち”はいない。ルヴァンカップ準々決勝第2戦に続き、茨城県独自の非常事態宣言による県からの要請により、この試合も無観客開催となる。「前回のルヴァンカップの試合で久しぶりにホームに帰ってきましたが、また今回も同じように無観客ということになります。それでも、ホームでしっかり勝つ。その姿を見せられるように」と、指揮官は画面越しで応援するサポーターへ勝利を届けたい思いだ。

 福岡は今季のJ1昇格組ではあるが、ここまで11勝を挙げて9位につける難敵でもある。アウェーでの第5節では0-1と敗れているだけに、「我々はしっかりとその借りを返す。そういったことも含めて、やらなければいけないことがたくさんあるゲームになる」と相馬監督は話す。

「福岡も戦い方がはっきりしているチームだと認識しています。どれくらいマイボールの時間をつくれるか。我々がボールを持ったときにしっかりと攻撃をする。そして相手の攻撃に対して、できるだけ早くマイボールになるようにする。そのあたりが大事になると思います」

 ここまで2連勝中のリーグ戦で再び勝ち星を重ね、上位陣を追走すべく、相馬監督率いる鹿島がホームで勝ち点3獲得を狙う。


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