セレッソ大阪DF瀬古歩夢が、現在の守備の充実ぶりについて語った。小菊昭雄監督就任後の公式戦4試合で1失点に抑え、チーム状態は上向き。選手間の共通理解が進んでいることが好パフォーマンスにつながっているという。

上写真=9月11日の試合に向けて最終調整を行なった瀬古(写真◎CEREZO OSAKA)

「非常に良いチームになってきている」

 C大阪は湘南ベルマーレに1-5で大敗した8月25日の明治安田生命J1リーグ第26節終了後、レヴィー・クルピ監督との契約を解除し、コーチだった小菊氏が新監督に就任。初陣となった同28日の第27節でガンバ大阪に1-0で勝利すると、その後のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝でもG大阪を下して勝ち上がり、9月8日には延期分の第19節で北海道コンサドーレ札幌に3-0で勝った。

 公式戦4試合で3勝1敗、唯一の敗戦も0-1で敗れたルヴァンカップ準々決勝第1戦で、第2戦で勝利したため勝ち上がりには影響がなかった。リーグ戦2試合は完封勝利で、25試合で35失点を喫したクルピ監督時代から一転、守備の安定感が際立っている。

 瀬古は監督交代後の守備の充実ぶりについて「小菊監督になって守備の共通意識を全員が理解し、試合で発揮していると思う」と説明。「非常に良いチームになってきていると思う」と自信をのぞかせた。

 チーム内で意識していることの一つが「まず戦うところ」だという。「サッカーにおいて絶対にやらなければいけない部分。それをもう一度、より強度を高くすることをチーム全体でできているところが、いまの守備の形になっている」と明かした。その結果が「後ろは以前より安心して守れる。前の選手たちがあれだけハードワークしてくれたら、後ろの選手も狙いやすい。自分たちも助かっている」という好循環につながっていると語る。

 9月11日の第28節は、中2日で再び札幌と対戦する異例の日程。瀬古は「前節も札幌だったので、(相手の特徴など)つかめた部分がある。それを頭にインプットして今節も挑めたら」とリーグ戦3連勝へ意気込んでいた。


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