横浜F・マリノスが逆転優勝へ向けて再始動だ。鹿島アントラーズに連勝を止められたものの、すぐに中断期間に入ったことでリフレッシュできた。勝ち点4差で上を行く首位川崎フロンターレを逆転するために、マルコス・ジュニオールが強調するのは準備と集中力だ。

上写真=残り11試合、マルコス・ジュニオールの「かめはめ波」はあと何回出る?(写真◎J.LEAGUE)

「間違いなくこのサッカーのおかげ」

 7連勝、1引き分け、5連勝という絶好調のあと、鹿島アントラーズに手痛い0-2の敗戦を喫して、J1で2位につける横浜F・マリノスはおよそ2週間の中断に入った。

 鹿島戦にアウェーに続きホームでも敗れたために、首位の川崎フロンターレとは勝ち点4差となった。だが、この先のスケジュールを見れば、AFCチャンピオンズリーグと天皇杯も残す川崎Fに比べ、(決して喜ばしいことではないが)他の大会で敗退している横浜FMは残り11試合となったJ1に集中できる環境にある。

 マルコス・ジュニオールはチャンピオンになるために「準備と集中力」が何より大事だと引き締めている。

「いちばん重要なのは、準備と集中力です。このサッカーをやる上で特に大事なのは集中力で、いまの順位につけているのは間違いなくこのサッカーのおかげなので、残り11試合もそういう考えでやっていかなければいけない」

 攻撃的なスタイルで魅了しているが、そこには細かい原則がある。常に取るべきポジションに立ち、いつ動くべきか、もしくは、いつ動かないでおくべきか、という判断を下すには、集中力を高めて周囲の情報を集めて行動する必要があるのだ。

 レオ・セアラに対しては特に、その点でサポートを続けてきたという。今季加入したストライカーが本領発揮までに時間がかかったのは、横浜FMならではのサッカーに適応する難しさがあったと、マルコス・ジュニオールは見ている。

「アドバイスをしたりこのサッカーの説明をしてきましたね。順応するまでに時間がかかったかもしれませんが、このチームのやり方ポやジショニング、動き出しを理解しているからこそ活躍しているのではないでしょうか」

 レオ・セアラはサガン鳥栖戦で2、ベガルタ仙台戦で3、サガン鳥栖戦で1と、3試合連続計6ゴールも決めていて、チームの絶好調の象徴的な存在になっている。

 そのバックアップに努めてきたマルコス・ジュニオールの貢献は見逃せない。


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