セレッソ大阪GKキム・ジンヒョンが、7月21日のFC東京戦への意気込みを語った。3月の今季初対戦では自らのミスで失点するなどして敗れており、相手のカウンターを警戒しつつ、雪辱の活躍を誓っている。

上写真=FC東京戦に向けて最終調整を行なったキム・ジンヒョン(写真◎CEREZO OSAKA)

ホテルの部屋では「なるべくベッドから離れる」

 C大阪は7月17日の明治安田生命J1リーグ第20節でヴィッセル神戸と対戦し、1-1で引き分けた。ヨドコウ桜スタジアムでのリーグ戦初開催となった一戦を、キム・ジンヒョンは「久しぶりにドキドキしました。たぶんサポーターの皆さんもすごく楽しめたと思うし、結果は別にして、自分もサッカーを楽しめた」とコメントしている。

 陸上競技場のヤンマースタジアム長居とは違い、球技専用のヨドコウ桜スタジアムはピッチとスタンドの距離が近い。試合前のウォーミングアップで、武田亘弘GKコーチや選手のシュートが飛んでこないか気にするファン・サポーターの姿を見て、その近さを実感したそうで、「いつもよりドキドキ、ワクワクしながら試合をして、アドレナリンが、さらに出たんじゃないかという印象。長居よりも(声援が)大きく聞こえる」と新スタジアムの効果を語った。

 タイでの集中開催で行なわれたAFCチャンピオンズリーグ同様に、帰国後も隔離生活をしており、7月25日まで練習と試合以外ではホテルから出られないバブル方式での活動が続く。「なかなか外に出られず、体がなまってくるので、なるべくベッドから離れるようにしている」とバブル内での様子を明かし、「部屋にいると寝転んでいる時間が長くなるので、座ったり、立っていたり、ちょっとストレッチしたり」しながらコンディションを維持していると語った。

 7月21日の第21節ではFC東京と対戦する。3月の今季初対戦ではFW大久保嘉人が先制点を決めたものの、54分にキム・ジンヒョンがバックパスの処理を誤るミスから同点に追い付かれ、最終的に2-3で敗戦。「前回は自分のミスで失点して雰囲気が悪くなり、そこから崩れたような試合になった」と振り返り、FWディエゴ・オリヴェイラ、MFレアンドロ、MFアダイウトンのブラジル人選手トリオを中心に4連勝中と好調の相手を「速い選手がそろっていて、カウンターで後ろから出てくるスピードも速い」と警戒した。

 さらに「外国人選手が前線に残ったりするので、僕らも相手以上に切り替えを早くしなければいけない」と分析。「カウンターをさせないようなプレーをしたいし、最後は自分が止めればいい」と、ゴール前の砦となって8試合ぶりの勝利に貢献する意気込みを語った。


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