セレッソ大阪FW加藤陸次樹が、先制点を含む2得点で勝利に貢献した。AFCチャンピオンズリーグで、ここまで決定機を外してきたが、ついに初得点を決め、試合後はグループステージ突破に近づく活躍を喜んでいる。

上写真=先制点を決めた加藤が会心の表情!嫌な流れになりかけていたところでの貴重な一撃だった(写真◎CEREZO OSAKA)

■2021年7月6日 ACL・J組GS第5節(@ブリーラム・スタジアム/無観客)
C大阪 5-0 広州FC
得点:(C)加藤陸次樹2、松本泰志2、チアゴ
    (広)なし

先発起用に結果で応える

 広州FC(中国)と対戦したC大阪は立ち上がりから優勢に進め、多くのチャンスを作りながらも、右サイドでプレーしたFW松田力がエリア内からフリーで狙ったシュートが枠を捉えないなど、なかなか先制点を奪えなかった。嫌な流れになりかけていたが、飲水タイム明けの33分、ついに均衡を破る。松田の右からのセンタリングを、ニアサイドに飛び込んだ加藤がスライディングしながら右足で合わせた。

 加藤は試合後の会見で「前にスペースがあることに気付いていたので、あえてそのスペースを空けておいて、力選手が蹴る瞬間に、入りたいスペースに思い切って入っていった」とコメント。手前でバウンドしたボールをうまく合わせ、「良いボールを上げてくれて、(右足の)良いところにも当たった。よかったです」と振り返った。

 ポートFC(タイ)との第3節で今大会初めて先発したものの、前半にGKとの1対1を外すなど得点できず。その後に先制されたC大阪は、何とか追い付いて引き分けたが、勝ち点1にとどまっていた。「チャンスを決め切れず、引き分けになってしまった。今日は絶対に決めてやろうという気持ちで試合に入ったので、ゴールできて、勝利できたことが本当にうれしい」と喜びを語った。

 4-0で迎えた後半アディショナルタイムには、FW山田寛人のパスからGKをかわし、この日2点目。今大会2試合目の先発でレヴィー・クルピ監督の期待に応え、グループステージ突破に近づく活躍を見せた。


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