7月5日、鹿島アントラーズの林尚輝が練習後のオンライン取材に応じた。チームは6月27日のJ1第20節北海道コンサドーレ札幌で4-0と快勝し、東京五輪前の最後のホームゲームを飾った。アウェーでの戦いが続く7月、まずは7日の天皇杯3回戦栃木SC戦に臨む。

上写真=7月5日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう林尚輝(写真◎KASHIMA ANTLERS)

天皇杯栃木戦は「泥臭く、自分たちらしく戦う」

 これまでに出場した公式戦10試合は5勝5分けと負け知らず。今季、大阪体育大学から加入したルーキーの林尚輝は、早くも最終ラインで存在感を放っている。同じポジションの町田浩樹が東京五輪に参加するU-24日本代表メンバーに選出されて不在となることもあり、この夏はさらに出場機会が増えそうだ。

「自分の長所は絶対にやり切ることだったり、クレバーに守るところと熱く行くところを判断してやっていけることだと思っているので、そういったところを表現して、自分らしさを出していきたい」と、定位置奪取へ意欲を示す。

 プロ入り直後は「すべてが足りない」と実力不足を痛感した。「大学の基準のままでやってしまうとダメだと思ったし、すべてにおいてレベルアップしないと、試合に出ることはできないと感じさせられた」とプロのレベルの高さを目の当たりにしたが、「練習後に簡単なパス&コントロールであったり、ロングキックの練習であったりを毎日積み重ねた」と努力を重ねてきた。「入団したときよりも成長していると実感しています」と、今では練習の成果も感じている。

 7月7日の天皇杯3回戦栃木戦に向けては、「泥臭く、自分たちらしく戦おうと思っています」と闘志を燃やす。「前線へロングボールを出して、そのセカンドボールを拾って、攻撃を組み立てていくことを徹底している」という印象の栃木に対して、J1クラブとしての貫禄を見せたい一戦だ。

「もっともっと成長していけるように」。林のあくなき向上心が、鹿島をさらなる高みへと押し上げていく。


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