5月5日、JリーグYBCルヴァンカップはグループステージ第5節が開催され、アビスパ福岡は鹿島アントラーズと敵地カシマスタジアムで対戦。ジョン・マリが先制点を奪ったものの追いつかれて引き分けに終わり、1試合を残してグループステージ敗退が決定した。

上写真=福岡の最終ラインで奮闘した宮大樹(写真◎J.LEAGUE)

■2021年5月5日JリーグYBCルヴァンカップ第5節(@カシマ/観衆8,343人)
鹿島 1-1 福岡
得点:(鹿)白崎凌兵
   (福)ジョン・マリ

「どん欲さが必要」

 福岡がプレーオフステージへ進出するためには、グループステージの残り2試合で連勝するしかなかった。鹿島との第5節ではFWジョン・マリが幸先よく先制ゴールを奪い、希望の光を見いだした。しかし、すぐさま同点ゴールを奪われて試合は引き分けに終わり、1試合を残してグループステージ敗退が決定した。

「鹿島はすごく球際で激しく来るチームです。試合前から、一人ひとりのバトルのところ、球際のところをこだわっていこうという話があったので、試合を通してファイトできていたのではないかなと思います」

 ルヴァンカップからの敗退が決まったものの、センターバックの宮大樹はチームのパフォーマンスに胸を張る。宮自身も、最終ラインで激しい守備を見せ、時にはチームメイトを鼓舞して勝利を目指した。しかし、失点の場面ではサイドにつり出され、手薄になったゴール前を鹿島に攻略された。

 接戦をモノにできなかった課題を、宮は攻撃面にも見いだす。「僕自身はあのような展開の中で点を取れるセンターバックになりたいし、そうでなければならない。コーナー(キック)やフリーキックから点を取れるセンターバックになっていきたいです」と勝利を呼び込むためのゴールを求める。

「何がなんでも点を取ってやるぞ、というような、チーム全員の勝ちにこだわる姿勢、どん欲さが必要かなと思います」

 自身の理想のセンターバック像により近づくため、宮はこれからも自身のスキルを磨いていく。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.