名古屋グランパスのMF稲垣祥が川崎フロンターレとの『リベンジマッチ』を前にオンライン取材に応じた。4月29日に行なわれた前回対戦では0-4で完敗。明日4日の再戦(J1第12節)に向けて、気持ちを集中させている。

上写真=4月29日の川崎F戦に先発フル出場した稲垣祥。『再戦』へ気合を入れている(写真◎J.LEAGUE)

あんな負け方をして悔しくないわけがない

 先月29日、川崎Fと対戦した名古屋は、ホームで0-4と完敗を喫した。ボランチとして先発し、90分プレーした稲垣は2日のオンライン取材で、「敗因は一つではない」と振り返りながらも、すぐに対戦があることから、いかに『リベンジマッチ』を戦うべきかについては多くを語らなかった。それはつまり『次』に向けてしっかりフォーカスしているということだろう。

「試合が近いので戦術的な部分は差し控えたいですが、一つ言えるのは、そういう局面(チームのパワーを出す局面)をつくれなかったということ。誰かがサボっていたからではなく、それぞれが必死にやってはいましたが、球際争いやシーンをチームの立ち位置などの問題でそういう局面をつくれなかった」

 名古屋の持ち味である前向きな守備や推進力を出す以前に、前回対戦ではプレスが空転し、球際バトルに持ち込むこともできなかった。いかにストロングを出していくかが次戦の課題だ。大敗から再戦まで中4日と時間は限られているものの、稲垣はできる得る限りの共有と準備を進めている。

「自分自身のパフォーマンスをもっと出さないといけないし、チームとしてもっと主体的にパフォーマンスを発揮しないといけない。相手をリスペクトし過ぎていなかったか、という部分も含め、(自分が)チームに良い影響を与えていきたいと思っています」

 ピッチの中央で攻守に働くボランチである稲垣は、川崎Fとの再戦でよりアグレッシブにプレーすることを誓った。タイトル奪取を目指す名古屋にとっては、首位川崎Fに2連敗するわけにはいかない。

「あんな負け方して、悔しさや、やり返してやろうという気持ちがないわけがない。そこで『ちょっと次も厳しい』みたいなメンタルの選手がいるようだったら、その選手はプロとしては失格だと思うので。そういう意味では、みんな間違いなく気持ちを入れている。次の試合へのモチベーションについては問題ないと思います」

 川崎Fの独走を許すことになるのか。はたまた今季初黒星をつけるのか。悔しさがまだ鮮明に残る中、すぐにリベンジの機会があるのは名古屋の選手たちにとっては幸いなのかもしれない。注目の一戦は明日4日、敵地等々力で15時にキックオフされる。


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