FC東京のDF蓮川壮大がルヴァンカップのグループステージ第4節、徳島ヴォルティス戦を前にオンラインで取材に応じた。今季ここまでJ1での先発は1試合のみ。一方でルヴァンカップでは2試合に先発し、勝利に貢献している。徳島戦でアピールし、J1での出場機会を増やしたいと若きCBは語った。

上写真=28日の徳島戦で出場濃厚な蓮川壮大(写真提供◎FC東京)

徳島戦は先につながる試合

 FC東京はルヴァンカップで3連勝を飾り、グループステージ(GS)突破に王手をかけた。一方でJ1リーグでは連敗中だ。CBの蓮川はGS第3節の大分トリニータ戦(4月21日)に出場し、集中した守りで無失点勝利に貢献。ルヴァン出場組として続くJ1のサガン鳥栖戦へと良い流れをつくった。だが、チームは鳥栖に競り負け、リーグ戦で3連敗を喫することになった。自身もリーグ戦へスライド出場することは叶わなかった。蓮川は、リーグ戦出場への強いモチベーションを口にする。

「Jリーグにはまだ1試合しか先発で出られていないので、本当にルヴァンはチャンスだと思います。チームは今、リーグ戦で勝てていないので、ここで積極的にアピールして、トップチームの方に絡んでいきたいと思っています」

 ルヴァンカップの徳島戦で結果を出し、リーグ戦で勝利に貢献したいと語る。そのための自信も、着々とつけている。

「(大分戦では)まずは無失点で試合を終えるというのが自分の仕事だったので、結果を残すという意味では、無失点で終われてCBとしてはよかったです。ただ1回、ヘディングで危ないミスがあったので、致命的なミスは減らしていかないといけないと思っています。あとは今は左のCBをやることが多くて、自分にとっては(利き足とは)逆の足になる左足での縦パスだったり、背後へのボールを練習から取り組んでいるので、それを少しずつですが出せました。それは継続して、自分が攻撃の起点になれるようなパスにチャレンジしていきたいと思っています」
 
 ルヴァンカップでは無失点を継続しているが、リーグ戦では先制点を許し、勝ち切れない試合が多い。蓮川が出場した大分戦は敵地で1-0の勝利をつかんだが、ボールへの執着心がチーム全体で表現されていた。遠征に帯同せず、その試合を画面越しに見守っていた小川諒也もそのプレーに刺激されたと翌日の取材で語っていたほどだった。

「ルヴァンカップというのは立ち位置的にもJリーグを狙っていくとか、若手の選手に機会が与えられる試合でもあると思う。そこで積極的にチャレンジできているところが全員に前向きに試合に臨めていると思いますし、いい結果がついてきていると思う。徳島戦も、ルヴァンカップで勝利するのはもちろんですけど、Jリーグに出て行くために、その先につながる試合だと思っています。無失点で勝って、Jリーグにいい流れを持っていきたい」

 再びいい流れを生み出し、チームとしてリーグ戦へつなげ、個人としても出場機会を得る。今夜の徳島戦、蓮川は全力で勝利をつかみにいく。


This article is a sponsored article by
''.