北海道コンサドーレ札幌の新外国籍選手、ガブリエルがチームに合流し、初練習を行なった。初めてチームメイトともに汗を流したナイジェリア人FWは長い間、入国できなかったことを振り返り、「夢のようです」と喜びを口にし、今後の活躍を誓った。

上写真=24日にチームに合流し、26日には初練習に臨んだFWガブリエル(写真◎2021 CONSADOLE)

みんなと練習できて夢のようです

「長い間、ここに来るのがすごく楽しみでした。ようやく来られてみんなと一緒に練習ができて、夢のようです。これからコンディションを上げてチームの力になるように頑張ります」

 ナイジェリア人FW、ガブリエルがついにチームに合流した。1月に加入が発表されてから、3カ月以上、入国制限のため来日できなかった。今月9日にようやく日本後に降り立ち、Jリーグバブル(14日間の待機期間)を経て24日にチームに合流。26日に練習に初参加した。一人で練習することが多かったこともあり、チームの一員であること実感できるこの状況を「夢のよう」と喜んだ。

 むろん、本人が抱く夢には続きがある。それは、Jリーグの舞台で活躍することだ。自らの特長について「ストライカーなので、シュート、キープ力、フィジカルの強さ、左足にも自信があります。チームのためにたくさんゴールを決めたいと思っています」と説明。ゴールでチームへの貢献を誓った。

 コロナ禍でリーグ戦が中止となった影響もあり、前所属のウィダード・カサブランカ(モロッコ)で試合に出場したのは、およそ8カ月前のこと。コンディション面はまだベストの状態にはない。試合勘を含め、出場するまでには少し時間が必要かもしれない。ただ本人は「しばらくサッカーができなかったので、もちろん100パーセントではないですが、きょう初めてチームメイトと練習をして、思ったほどきつくはなかった。早めに試合に出られるようにしたいと思っています。もちろん、無理をするとケガにつながるので、コントロールしつつコンディションを上げていきたい」と前向きに語った。

「美しい街。静かだし、キレイで住みやすい。ただ、東京よりも、寒いですね(笑)」と札幌という街の印象を語ったガブリエル。前線にライバルが多いが、「自分を信じているし、自信がある」。背番号26を背負うストライカーは、1日も早くデビューを目指す。

ガブリエル(Gabriel)
■生年月日:1995/8/26
■身長/体重:188㎝/72㎏
■出身国:ナイジェリア/Abuja
■ポジション:FW
■背番号:26
■利き足:左足
■経歴:セント・ジョージFC(マルタ)→FCカルパティ・リヴィウ(ウクライナ)→SCCモハメディア(モロッコ)→ウィダード・カサブランカ(モロッコ)
■代表歴:ナイジェリア代表、ナイジェリア U-20


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