FC東京の小川諒也が22日、J1リーグ第11節のサガン鳥栖戦を前にオンライン取材に応じた。21日のルヴァンカップ、大分トリニータ戦を外から見守った小川は、仲間のプレーに刺激を受けたという。その勝利をリーグ戦につなげたいと語った。

上写真=鳥栖戦に向けて勝利を誓う小川諒也(写真◎J.LEAGUE)

大分戦でチームを鼓舞してくれた

 小川はルヴァンカップのグループステージ第3節、アウェーの大分トリニータ戦には帯同せず、テレビで試合を見守った。そしてチームは1-0で勝利をつんだが、その戦いぶりから多くの刺激を受けたという。

「リーグ戦は連敗しているので良い雰囲気というわけではないとは思いますけど、ルヴァンカップをしっかり勝ってくれて、無失点でやり切れた。それはチームを鼓舞してくれたというか、リーグ戦につなげてくれたと思います。自分たちも昨日の試合を見て、思ったことがありましたし、それをしっかりリーグ戦でやっていきたいと思いました」

 大分に完勝したわけではない。難しいゲームを戦い抜き、勝利をつかみ取ったという表現の方が正しいだろう。その戦いぶりに、選手一人ひとりのプレーに、心を動かされた。

「チーム全体として、ボールへの執着というか、最後は1-0で勝っていた状態でしたが、相手に攻め込まれても3、4人が相手のシュートをブロックしに体を投げ出していた。そういうシーンが見られて、勝利への執着とボールへの集中力が、すごい高い試合だったと思います。自分たちもいま一度、技術面とかだけではなく、最後の締めるところをしっかりやっていきたい」

 明日、リーグ戦で対戦る相手はサガン鳥栖だ。FC東京と同じように球際のバトルやハードワークというサッカーのベースの部分を大切しにしているチーム。小川は言った。「リーグ戦の1位を見ればこれ以上離されるわけにはいかないですし、鳥栖も自分たちよりも上にいるチーム。(ホームで)しっかり叩きたいという気持ちがあります」。消化した試合数は2つ少ないが、首位を走る川崎フロンターレとは勝ち点17ポイントの開きがある。今シーズン、リーグ初制覇を掲げるFC東京がその目標を達成するためには、首位チームにこれ以上離されるわけにはいかない。

「鳥栖というチームは球際の強さだったり、ボールへの執着が非常に高い。そこで自分たちも負けないようにやっていきたいと思います」

 大分戦出場組からのバトンをしっかり受け止めて、鳥栖戦に勝って勢いをつけたいところ。小川は、勝利とボールに執着し、結果を出すと誓った。


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