FC東京のキャプテン、東慶悟が新シーズンに臨む決意を語った。昨季、ルヴァンカップ優勝を成し遂げ、いよいよリーグ初制覇の期待がかかるが、クラブもチームもその可能性を大いに感じているという。

上写真=いよいよ迎える新シーズンに良い準備ができたと語る東慶悟(写真提供◎FC東京)

スタートダッシュを狙う

 開幕戦は、ただの1試合にあらず。選手の誰もが理解しているだろう。東キャプテンも、もちろん、その重要性を知る。

「スタートダッシュを切る上では本当に重要な試合だと思います。当然負けていい試合なんて一つもないですし、初戦だろうが、全ての試合に勝って上を目指していきたいですが」

 結果はもちろん、どんな戦い方ができたのかも含めて、開幕戦はチームのその後に大きな影響を与える。FC東京はアウェーで浦和と対戦。東の見立てはこうだ。

「(浦和の)情報が少ないので(印象について)コメントするのは難しいですが、能力の高い選手がそろってますし、浦和というチームは歴史のあるチーム。ただ、そういう相手に勝っていかないとチャンピオンになるのは難しい。その意味でもすごく重要な試合だと思っています」

 今季、チームが目指しているのは一も二もなくリーグ初優勝だ。ルヴァンカップ優勝で、その思いは一層、強くなった。

「毎年、どのチームも優勝を目指していると思いますが、僕たちは昨シーズン、ルヴァンカップで優勝させてもらって、やっぱり改めて優勝っていいなというか、いろんな思いがこみ上げてきました。クラブもそうだし選手もそうですが、すごく(リーグ優勝の)現実味が増していると思う。そこを目指してやっていかないといけない。優勝したことがないチームですから偉そうなことは言えないですけど、チャレンジャーとして、優勝目指してやっていきたい」

 チームの立ち上げから目標達成のためにしっかり準備してきた。1月4日まで試合があったため、オフの期間は短かったが、長期のキャンプを過ごし、リーグ戦という長い旅路に出る支度を整えた。携えているものは、これまで以上に豊富であり、充実している。

 東は昨季、目のケガの影響で開幕戦に出場できず、6節の札幌戦(7月22日)で右足第五中足骨を骨折。長期間の離脱を余儀なくされた。復帰したのは11月18日の仙台戦で、約4カ月間戦列を離れたことになる。だからこそ迎える新シーズンは、フル稼働を誓う。それがリーグ優勝につながれば、これ以上の喜びはない。

「長いシーズンなんでブレずに積み上げていることをやっていくしかないと思います。新しいことはなかなかチャレンジできないですけど、そういうことにもチャレンジして、最後に笑って終われるようにしたい」

 FC東京の歴史に刻むべきシーズンにーー。東は今日、志を同じくする仲間とともに、そんな1年の最初の一歩を踏み出す。


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