2021年のJリーグがいよいよ今週、開幕する。サッカーマガジンWEBも参加する「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各クラブの注目選手インタビューに加えてチーム紹介も展開。手倉森誠監督が帰還したベガルタ仙台にはイキの若手選手が目白押しだ。

上写真=昨シーズン、6試合に出場したアピアタウィア久。台頭が期待される一人だ(写真◎J.LEAGUE)

充実のキャンプで若手も伸び伸び

 東日本大震災から10年の時を経て、8年ぶりに手倉森誠監督が復帰した。昨季は17位と低迷したものの、かつてJ1で優勝争いを繰り広げ、ACL出場にも導いた指揮官のもと、チームはガラリと変わっている。若くて活きがいい選手からベテランまでバランスよくそろえた。

 前線には横浜FCから獲得した日本代表経験を持つターゲットマンの皆川佑介をはじめ、快足が売りのケニア人FWエマヌエル・オッティらが新しく加わった。昨季途中に期限付き移籍で加わっていた西村拓真が完全移籍となり、さらにFWの選手層は厚くなっている。

 中盤も新戦力で活性化。昨季中盤以降、浦和レッズで再び輝きを取り戻したマルティノス、さらに指揮官が前年まで率いていた長崎から獲得した大卒2年目の氣田亮真も元気がいい。攻守のバランスを取るジュビロ磐田から加入した上原力也に加え、フィジカル能力が高い大卒ルーキーの加藤千尋も面白い。ゲームをコントロールする既存戦力の松下佳貴らとの融合も進んでいる。ファン・サポーターの大きな期待を集めるのは、レンタルから復帰2年目の佐々木匠だ。地元仙台市出身の生え抜き自身も、今季こそ愛するクラブでのブレイクを誓っている。

 そして、昨季61失点を喫した守備の改善にも着手。GKには202cmのセルビア人助っ人が加わった。昨季、特別指定で6試合に出場した大卒ルーキーのアピアタウィア久は成長著しい。スピード、高さを備えており、現代のセンターバックに必要な要素を兼ね備える。課題だったビルドアップにも流通経済大で取り組み、鋭い縦パスも通せるようになってきた。シマオ・マテ、経験豊富な平岡康裕とともに守備の核となるかもしれない。


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